「人生に一度あるかないかというこの素晴らしい機会」
入団会見を行なった永里。※写真は会見中のスクリーンショット
なでしこジャパンでワールドカップ優勝経験を持つ永里優季は9月10日、厚木市内で、神奈川県社会人サッカーリーグ2部に属する男子チームの「はやぶさイレブン」への入団会見を行なった。
永里は冒頭でこう感謝を伝えた。
「人生に一度あるかないかというこの素晴らしい機会を提供してくださってありがとうございます。沢山の関係者のみなさまのご尽力があって実現しました。私のこのチャレンジを受け入れてくれたクラブにも感謝しています。選手として男性のなかで自分がどれだけできるか。代表や海外などこれまでの経験を活かして、チームの助けになれるように頑張っていきたいです。
チームの勝利に貢献できるように、また、ピッチ外でも地元厚木市に貢献できるように、この街の一員としてベストを尽くしていきたいと思っています」
米女子サッカーリーグ(NWSL)のシカゴ・レッドスターズから期限付きでの移籍は、なでしこジャパンのレジェンドが日本に復帰したというだけではない。女性でありながら、男性のチームに加入するという新たな挑戦となっている。その背景にはこんな想いがあったという。
「昔から男子のチームでどれだけできるかという興味は持っていました」として、男性のチームでプレーすることについては「具体的にはアメリカに渡ってから。去年、一昨年くらいから考えていたものです。自分自身の心境や身体の変化を感じていて。年々充実していました」と語り、チャレンジのタイミングを図っていたようだ。
さらに転機となったのが、昨年の女子ワールドカップでアメリカの主将、ミーガン・ラピノ―が発信したメッセージだったという。
「昨今の男女格差であったり、社会的なメッセージを受けて、自分でもなにか発信できないかなと思っていた部分もあります。かたちは違うかもしれないけど、女性でも男性のチームに入って活躍出来る、挑戦できるんだと。今の子供たちにもひとつの選択肢を作ってあげられるのかなという想いが強くなって、今回のような挑戦を決断しました」
永里は冒頭でこう感謝を伝えた。
「人生に一度あるかないかというこの素晴らしい機会を提供してくださってありがとうございます。沢山の関係者のみなさまのご尽力があって実現しました。私のこのチャレンジを受け入れてくれたクラブにも感謝しています。選手として男性のなかで自分がどれだけできるか。代表や海外などこれまでの経験を活かして、チームの助けになれるように頑張っていきたいです。
チームの勝利に貢献できるように、また、ピッチ外でも地元厚木市に貢献できるように、この街の一員としてベストを尽くしていきたいと思っています」
米女子サッカーリーグ(NWSL)のシカゴ・レッドスターズから期限付きでの移籍は、なでしこジャパンのレジェンドが日本に復帰したというだけではない。女性でありながら、男性のチームに加入するという新たな挑戦となっている。その背景にはこんな想いがあったという。
「昔から男子のチームでどれだけできるかという興味は持っていました」として、男性のチームでプレーすることについては「具体的にはアメリカに渡ってから。去年、一昨年くらいから考えていたものです。自分自身の心境や身体の変化を感じていて。年々充実していました」と語り、チャレンジのタイミングを図っていたようだ。
さらに転機となったのが、昨年の女子ワールドカップでアメリカの主将、ミーガン・ラピノ―が発信したメッセージだったという。
「昨今の男女格差であったり、社会的なメッセージを受けて、自分でもなにか発信できないかなと思っていた部分もあります。かたちは違うかもしれないけど、女性でも男性のチームに入って活躍出来る、挑戦できるんだと。今の子供たちにもひとつの選択肢を作ってあげられるのかなという想いが強くなって、今回のような挑戦を決断しました」
これまでも、練習時には男子チームとの対戦経験はある。しかし、「女子のチームメイトと男性チームと戦うのと、私が男性のチームに混じってやるのとは、違うと思う」「男子に混じっても、フィジカルは勝てないと思う」と語る一方で、 海外のチームではフィジカルで勝る相手にたいして、技術やワンタッチプレー、直接コンタクトを受けない"いなし方"などを最前線で研ぎ澄ませてきたという。
「これまでは男性相手に、大学生くらいまでとしか対戦してないけど、全くやれないということはなかった。男性のチームメイトに助けてもらいながらも自分の良さをもっと出せるのではないか」と冷静に分析する一面も見られた。
新しい背番号はなでしこジャパンでも着用していた「17」に決まった。まずはライバルとなるチームメイトたちとのレギュラー争いに勝利し、晴れて公式戦のピッチに立つことができるか。
「ずっと世界を渡り歩いてきて思ったのは、所属するチームごとに地元出身の選手がいて、地元のためにプレーする選手をみて羨ましい気持ちがありました。
地元にそういったプレーをする場があるというのは、子どもたちにとって夢になるでしょうし、目指しやすい場所になる。ここで20年間育ってきて、私は厚木市に育てられたと思います。30を過ぎて地元に還元したいという思いが強くなったので、みなさんの協力のおかげで、厚木のためにプレーできる機会をいただけたことは大きいです」
永里はそんな地元愛に根差した新たな挑戦に、意気込みを見せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「これまでは男性相手に、大学生くらいまでとしか対戦してないけど、全くやれないということはなかった。男性のチームメイトに助けてもらいながらも自分の良さをもっと出せるのではないか」と冷静に分析する一面も見られた。
新しい背番号はなでしこジャパンでも着用していた「17」に決まった。まずはライバルとなるチームメイトたちとのレギュラー争いに勝利し、晴れて公式戦のピッチに立つことができるか。
「ずっと世界を渡り歩いてきて思ったのは、所属するチームごとに地元出身の選手がいて、地元のためにプレーする選手をみて羨ましい気持ちがありました。
地元にそういったプレーをする場があるというのは、子どもたちにとって夢になるでしょうし、目指しやすい場所になる。ここで20年間育ってきて、私は厚木市に育てられたと思います。30を過ぎて地元に還元したいという思いが強くなったので、みなさんの協力のおかげで、厚木のためにプレーできる機会をいただけたことは大きいです」
永里はそんな地元愛に根差した新たな挑戦に、意気込みを見せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部