「クボらの獲得がファンを高揚させた」ビジャレアルの充実ぶりと“かつてない”期待感をスペイン紙が特集!久保建英の立ち位置は?

2020年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

“クラブ史上最高のプロフィール”を持った監督を招聘

久保らの新戦力をエメリ監督がどうチームに組み込むか。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間9月13日、久保建英が加入したビジャレアルが、いよいよ新シーズンの初戦を迎える。相手は、岡崎慎司が所属する昇格組のウエスカだ。

 昨シーズンに5位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を確保したにもかかわらず、ハビエル・カジェハ監督との契約を更新せず、ウナイ・エメリ監督を招聘したのは、もちろんワンランク上のチームを目指すためだ。

 スペインの日刊紙『La Vanguardia』は8日、「ビジャレアルが、他のシーズンと比較しても野心的な飛躍を遂げたように見える。ファンに大きな夢と希望を与えるプロジェクトとともに2020-21シーズンを迎える」として、チームの現状をレポートしている。

 セビージャをEL3連覇に導き、パリ・サンジェルマンやアーセナルといったビッグクラブでも指揮を執ったエメリについては、"クラブ史上最高のプロフィール"を持った監督と紹介。この戦術家の招聘によって、期待感が生まれていると綴っている。

 そして、もうひとつの重要な動きが移籍市場での補強であると言及。ダニエル・パレホ、フランシス・コクラン、そして久保を1週間足らずで次々に獲得したことがファンを高揚させ、目覚めさせたと伝えている。

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 記事は、セルヒオ・アセンホ、マヌ・トリゲロス、モイ・ゴメスといった長く在籍しているプレーヤーに、ここ2年で、ラウール・アルビオル、アルベルト・モレーノ、ビセンテ・イボーラ、パコ・アルカセル、ジェラール・モレーノまど、チームにクオリティーや競争力をもたらす選手が加わり、元々ベースは良いチームであると指摘。そこに久保らの新戦力がプラスされたことで、素晴らしいシーズンを送る戦力が整ったとしている。

 また同紙は、エメリ監督はプレシーズンに4-4-2をベースに、スピーディーかつアグレッシブな縦に速いサッカーを求めたと分析。レギュラー予想については、久保はサミュエル・チュクウェゼとM・ゴメスの両サイドハーフの「オプションである」とし、現状ではバックアッパーであるとの認識を示した。

 サポーターからかつてないほどの期待をかけられている"イエローサブマリン"。その航海がまもなく始まろうとしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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