名古屋がマテウス、G・シャビエルのコンビで2-1逆転勝利!昨季王者の横浜、開始50秒で先制も手痛い連敗

2020年09月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

マテウスが右足で1ゴール・1アシスト

ゴールを挙げたマテウス(左)とG・シャビエル(右)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは9月9日、第15節の9試合を各地で開催した。パロマ瑞穂スタジアムで行われた名古屋グランパス対横浜F・マリノスの一戦は、2-1でホームの前者が逆転勝利を収めた。

 勝点24で4位に付けている名古屋は、9月に入ってルヴァンカップ準々決勝のFC東京戦(0-3)、前節の鹿島アントラーズ戦(1-3)と2試合続けて3失点での敗戦。不動のメンバーが多いなか、連戦での疲労が懸念される。

 一方の昨季王者・横浜は勝点21で8位。この日は3-4-3のフォーメーションを選択し、GK朴一圭、DFがチアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、實藤友紀の3枚。両アウトサイドは右に松原健、左に高野遼。中央が喜田拓也とマルコス・ジュニオール。FWは右から仲川輝人、ジュニオール・サントス、前田大然が入った。

 試合は、アウェーの横浜が立ち上がりから激しいプレスをかける。敵陣でボールを奪うとそこから一気に攻撃を展開。前田大然がペナルティ―エリア内左に侵入すると、中央の仲川輝人へグラウンダーのパスを送る。相手DFに囲まれながらもこのボールを繋ぐと、最後は走り込んだジュニオール・サントスがゴール右へ流し込み開始50秒で横浜が先制に成功する。

 しかし、これに動じないホームチームも次第に反撃の色を強める。

 すると24分、マテウスが右サイドでボールを受けると縦に突破。対峙するDFをかわし利き足とは異なる右で低めのクロスボールを送る。ニアサイドに飛び込んだ金崎夢生には合わなかったものの、ファーサイドに走り込んだガブリエル・シャビエルが左足で押し込み1-1の同点に追いつく。
 
 前半終了間際に横浜にアクシデント。實藤が筋肉系のトラブルで足を抱え込み担架で担がれて退場に、変わって扇原貴宏が投入された。

 後半立ち上がりはボールを保持しながら相手陣内で隙を伺う横浜に対して、守備ブロックを構築し相手のハイライン裏を狙う名古屋という構図で進んで行く。

 メンバー交代を重ね、お互いにビックチャンスを迎えながらも主導権が握れずにすすんでいくと、74分、名古屋が逆転に成功する。

 ペナルティエリア手前でボールを保持するG・シャビエルが右サイドのマテウスに浮き球のパスを供給。これをダイレクトで右足であわせ、ゴール左隅に決め2-1と逆転に成功する。

 その後横浜の猛攻に晒されながらもGKランゲラックを中心にリードを守り切り、試合終了の笛を迎えた。

 この結果、ホームで白星の名古屋は勝点を27に伸ばし、4位をキープ。一方の横浜は同21は変わらず、順位を10位に下げた。

 13日に行なわれる次節、名古屋は横浜FCと敵地で対戦。横浜はホームでセレッソ大阪と激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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