「やることが逆行してる」ハメスのエバートン移籍を“母国の英雄”アスプリージャが批判!「寒くてドイツを離れたのに…」

2020年09月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

アンチェロッティとの共闘を決めたハメスに…

エバートン移籍を決めたハメス(左)を猛烈に批判したのは、同胞のアスプリージャ(右)だった。 (C) Getty Images

 コロンビアの至宝がサッカーの母国へ初上陸を果たした。

 現地時間9月7日、エバートンはレアル・マドリーからコロンビア代表MFのハメス・ロドリゲスを獲得したことを発表した。英公共放送『BBC』は、契約期間は延長可能なオプションが付帯する22年6月までで、移籍金は2000万ポンド(約28億円)と伝えている。

 昨夏にバイエルンからのレンタルバックでマドリーに復帰したハメスだったが、ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を得られず、公式戦わずか14試合で1ゴールに終わっていた。

 そんな29歳のレフティーは再起をかけて、マドリーとバイエルンで師事したカルロ・アンチェロッティとの共闘を決断。エバートンの公式インタビューでは、「契約した大きな理由のひとつは、アンチェロッティの存在だ」と認めている。

「カルロと彼のテクニカルスタッフたちとなら、大きなことを成し遂げられると確信している。本当によく知っている監督と一緒にいることは幸せだよ。僕自身も改善して、さらに良くなっていくためにここに来た。エンターテインメントなサッカーがしたいね」

 このハメスの決断に不満を漏らす人物がいる。元コロンビア代表FWのファウスティーノ・アスプリージャだ。
 言わずと知れたコロンビアのレジェンドは、地元のラジオ局『Blu Radio』の番組「Blog Deportivo」で、「彼が決めたことだから仕方がない」と前置きしたうえで、次のように批判を展開した。

「彼はとても寒いという理由でドイツに残りたがらず、マドリーでベンチを温め、そして、エバートンに行き着いた。全てハメスが勝手に決めたことだ。私から言わせてもらえば、気候的にリバプールも寒いと思うがね」

 かつてニューカッスルでプレーし、イングランドの生活も経験しているアスプリージャは、後輩に辛辣だった。

「(ハメスの決断は)理解できない。彼はやることの全てが逆行している」

 偉大なる英雄からの批判をハメスは力に変えられるのか。マージーサイドでのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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