「友人と言っていいか分からないけど…」柴崎岳がレガネス入団会見! 監督との関係、久保建英へのメッセージも

2020年09月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

テネリフェ時代の恩師のもと、1部昇格を目指す

テネリフェ時代のマルティ監督(左)と柴崎。(C)Getty Images

 現地時間9月7日、スペイン2部レガネスに完全移籍した柴崎岳が入団会見を行なった。この様子はクラブ公式サイトで伝えられ、スペイン各メディアでも報じられている。

 会見冒頭で、28歳の日本代表プレーヤーの加入について、テキサ・インディアスSDは「迅速かつスムーズなプロセスを経ることができて、彼とそのスタッフに感謝している。テネリフェで彼を指導していたコーチのおかげだ。この取引は両者にとって有益であり、彼に連絡を取ることに一瞬の躊躇もなかった」と語り、歓迎している旨を明らかにした。

 柴崎はまずスペイン語であいさつし、背番号が「8」になったことを発表。その後はメディアからの質問に応答し、入団に至った決断などを語った。

 テネリフェ時代の恩師であるホセ・ルイス・マルティ監督の存在については、「このチームに加入することに大きなカギだったと思います」とコメント。お互いに見知った存在であることがチームの助けになることを確信しているようだ。

 また、自身のプレースタイルについては「中盤のどこのポジションでもやれると思いますし、中央だろうとサイドだろうと、どこでも監督の求めるプレーができればいい」とし、「どこのポジションでもプレーできるけれど、ダブルボランチだったら『No.8』のようにプレーしたい。より自分のスタイルが生きるところは、攻撃的なボランチだと思う」と意気込みを明らかにした。

 ちなみに、レガネスは昨シーズンを18位で終えて2部に降格。今季の目標は1部昇格となる。

 柴崎はその悲願を叶えるため、「(スペインでは)少しのディティールが勝負を分けるので、集中力を切らさず試合を戦っていくことが1部に戻るカギになるのでは」と語り、「しっかりとセグンダ(2部)でチームとしても個人としても結果を出すことができれば、またプリメーラ(1部)で戦う十分な力を持っていることを証明できる」と述べた。

 そして、会見の最後には日本の記者から、同じスペインで戦い続ける日本代表の"後輩"久保建英にも質問が及び、このように答えている。

「(久保とは)カテゴリーが違いますし、彼は僕…友人と言っていいのか分からないですけど、代表で一緒にプレーもしていて、将来有望な若い選手のひとり。僕は彼と同じ代理人を持っていますけど、非常に彼自身も彼の周りの人間も、将来に対して落ち着いた判断ができていると感じている。このまま、苦しいこともあるかと思うが、このまま成長していって欲しい」

 レガネスは9月11日に開幕戦でラス・パルマスと対戦する。現地メディア『Leganews
』のカリア・タピア記者は「インディアスSDは『彼は完全に国とスペインのサッカーを知っているし、私たちは本当に多くの喜びを与えると信じている』と評した。その期待に応えられるかに注目だ」と伝え、日本人プレーヤーの活躍に期待を寄せている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画&写真】レガネスのユニホーム姿を初披露!爽やか度満点の柴崎の様子はこちら

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