【柏】ネルシーニョ監督に訊いたGK事情。清水戦で負傷交代の中村、ベンチ外が続いているキム・スンギュの現状は?

2020年09月07日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「中村はまだ検査の結果を待っている状況」

ネルシーニョ監督がGKメンバーの状態について明かしてくれた。写真:田中研治

 柏に怪我人が続出している。リーグ再開後から試合中の負傷交代が相次いでいて、直近のJ1リーグ14節の清水戦(〇2-1)では、GK中村航輔がゴールキックを蹴ったあとに腰のあたりを押さえてピッチに倒れ込み、プレーを続行できないまま担架で運ばれた。63分に代わって滝本晴彦が途中出場している。

 試合から2日後の9月7日、オンライン取材に応じたネルシーニョ監督に中村の状態を訊いたが、「まだ検査の結果を待っている状況。今はどの程度の負傷なのかまでは、あくまで検査結果を待ってから」と、さすがにまだ詳細は明らかになっていない。

 そこで気になるのはキム・スンギュの現状だろう。もちろん滝本や桐畑和繁も良いGKだが、韓国代表GKは2014、18年のワールドカップのメンバーに選ばれた実績があるハイクオリティな選手である。

 実際、J1リーグ2節から4節まではキム・スンギュがスタメン、中村がベンチだった。5節からは後者が先発の座を奪い返し、立ち位置が逆転。そしてキム・スンギュは、8月以降はベンチ外が続いていた。
 
 ネルシーニョ監督は、キム・スンギュの現状についても明かしてくれた。

「キム・スンギュは次節に向けて準備ができています。これまでも継続して井上敬太GKコーチと何度も話をしているなかで、元々、次のガンバ戦にはベンチに入れるようにという予定のもと、これまでも準備を進めていた。次の試合に向けては、しっかりと準備ができている」

 次節のG大阪戦(9月9日)でキム・スンギュのスタメンを確約しているわけではないが、少なくとも試合出場に向けて問題はないようだ。代わってゴールマウスを守る守護神には、中村の不在を感じさせないほどのハイパフォーマンスを期待したい。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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