「謙虚にプレーし続けたい」バルサの17歳が95年ぶりにスペイン代表の最年少得点記録を更新!

2020年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

3日前に初キャップを刻んだばかりで…

ウクライナ戦で代表初ゴールを決めたファティ。(C) Getty Images

 やはりこの逸材はモノが違う。

 現地時間9月6日にアルフレッド・ディ・ステファノで行なわれたUEFAネーションズ・リーグのリーグAグループ4・第2節のウクライナ戦で、バルセロナに所属するスペイン代表のアンス・ファティが偉大な記録を打ち立てた。

 3分にそのファティの仕掛けから得たPKを主将のセルヒオ・ラモスが決めたスペインは、22分にもS・ラモスが得意のヘッドでネットを揺らして加点。2点リードして迎えた32分だった。

 左サイドでボールをキープしたファティがエリア外から右足を一閃。得意の形で鮮やかなゴラッソを叩き込んだのだ。

 スペイン紙『As』によれば、17歳と311日で決めたこのゴールで、ファティは1925年にファン・エラスキンが樹立した同国代表の最年少得点記録(18歳344歳)を大幅に更新。3日前のドイツ戦(1-1)で初キャップを刻んだばかりの新鋭が、95年ぶりにニューレコードを打ち立ててみせた。

【動画】圧巻のゴラッソ!アンス・ファティが決めたスペイン代表最年少ゴールはこちら
 4-0の大勝に大きく貢献した若武者は試合後、次のようにコメントした。

「僕たちはとても幸せだ。特にチームが勝利したからね。良い試合をしたので、このまま行く必要があるね。ルイス(・エンリケ監督)とここにいるすべてのプレーヤーと一緒に仕事ができるのは誇りだよ。彼らは初日から両手を広げて歓迎してくれたんだ」

 そして、バルサでの未来についてはこう語っている。

「謙虚にプレーし続けなければならないね。僕は働き続けるだけさ、決定するのはボスだ。チャンスがあれば、それを活かしたい」

 バイエルン戦の惨敗にはじまり、リオネル・メッシの退団騒動に主力の放出など、ネガティブなニュースが続くバルサだが、この17歳に明るい未来が待っていることだけは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】圧巻のゴラッソ!アンス・ファティが決めたスペイン代表最年少ゴールはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事