【ルヴァン杯】前回王者・川崎が圧巻のゴールショー!負傷明けイニエスタが途中出場も、神戸に6-0完勝

2020年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎は前半だけで3ゴールの固め打ち

前半だけで3得点を挙げた川崎が神戸を下した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ルヴァンカップは9月2日、準々決勝の4試合が各地で開催された。ノエビアスタジアム神戸で行なわれたヴィッセル神戸対川崎フロンターレの一戦は、6-0で川崎が勝利を収め、ベスト4に進出した。

 昨季の天皇杯を制覇した神戸と前回王者の川崎という昨季のカップ戦勝者同士の対戦となった。

 神戸は負傷でここ3試合リーグ戦を欠場していたイニエスタがベンチ入り。4ー1ー2ー3のシステムを採用し、GK飯倉大樹、DFは右から西大伍、ダンクレー、大﨑玲央、酒井高徳。アンカーにはセルジ・サンペール、インサイドハーフには山口蛍と安井拓也、3トップは右から小川慶治朗、藤本憲明、古橋亨梧という並びとなった。

 一方の川崎も同じく4-1-2-3を採用するミラーゲームとなった。GKチョン・ソンリョン、DFは右から山根視来、ジェジエウ、谷口彰悟、登里享平。MFは守田英正をアンカーに大島僚太と家長昭博。FWは両翼に旗手怜央、齋藤学、中央に小林悠が入った。

 試合は、前回王者の川崎が立ち上がりから激しいプレスと華麗なパスワークを披露し、前半から3ゴールの固め打ち。
 
 7分には大島のグラウンダーの丁寧なパスに反応した小林がペナルティエリア手前から左足を一閃。これがゴール左に収まり先制に成功すると、続けて13分に小林が2点目を挙げる。大島が相手のパスミスを奪うと逆サイドの齋藤の足元にパスをつける。ペナルティエリア内左をドリブルで進んだ齋藤は中央の小林へ折り返すと、小林が狙い澄ました左足でゴール右のネットを揺らし加点した。

 さらに21分。センターサークル付近から大島がロビングのパスを送ると、左サイドからダイアゴナルに走り込んできた齊藤にピタリと合う。ペナルティエリア右に侵入した齊藤が詰めてくるDF、GKをあざ笑うかのようなループシュートをゴール左に決め3-0とリードを広げた。

 その後も効果的なプレスとボール捌きで一方的な展開とした川崎が、後半立ち上がりにも追加点を挙げる。46分に相手のミスからボールを奪うと左サイドの大島から中央の家長に渡る。フリーで受けた家長がループ気味のシュートを放つと、GK飯倉の手を掠めボールはそのままゴールに吸い込まれた。

 神戸も公式戦4試合ぶりの出場となるイニエスタを投入。両翼を中心にロングボールを織り交ぜた攻撃で打開を試みるが、川崎の逆襲を受け、72分に脇坂泰斗、87分に宮代大聖に追加点を許す。その後もイニエスタを中心に攻勢に出るが、無得点で試合終了のホイッスルを迎えた。

 圧巻のゴールショーを披露した川崎が6-0で神戸を下し、10月7日に行なわれる準決勝へ駒を進めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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