「絶対的な経験値を持つ大黒柱」伊メディア、吉田麻也を低迷脱却を目指すサンプドリアの“屋台骨”に選出!

2020年09月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

経験豊富さを頼りに…

吉田麻也は、新シーズンのサンプドリアにおける再建のキーマンに指名された。 (C) Getty Images

 チームが結果を残すには、屋台骨となる選手たちの存在が必要だ。吉田麻也は、クラウディオ・ラニエリ監督が率いるサンプドリアで、その立場を確立しつつあるのかもしれない。

 イタリア・メディア『TUTTOmercatoWEB』は、現地時間9月1日に新シーズンに向けて始動したサンプドリアの"骨格"となる中心的役割を担う選手たちをピックアップ。そのなかで、最終ラインで吉田にスポットライトが当てられた。

 今年1月に7年半を過ごしたサウサンプトンを離れ、守備の国イタリアに挑戦した吉田。新型コロナウイルスの影響でデビュー前から難しい状況に陥りながらも、シーズン再開後の全試合に出場するなど、指揮官とチームの信頼を勝ち取った。

 そんな日本代表DFについて、『TUTTOmercatoWEB』は、「適応期間を経て、日本人CBは舞台に上った。そのパーソナリティーは、守備のチームメートたちにバランスをもたらす役に立つだろう」と、吉田に賛辞を寄せている。
 
 同メディアは吉田のほかに、GKエミル・アウデーロ、MFアルビン・エクダル、FWファビオ・クアリャレッラを屋台骨に選出したうえで、「もう昨シーズンのように苦しまないこと」を目標とするサンプドリアが、そのために新戦力に加えて「絶対的な経験値を持つ大黒柱たちを信頼する」と伝えた。

 実際、2019-20シーズンのサンプドリアは、開幕から3連敗を喫すると、7試合で1勝6敗と不振にあえぎ、エウゼビオ・ディ・フランチェスコを早々に解任。ラニエリを招いて少しずつ立て直し、最終的には15位でシーズンを終えていた。

 開幕からラニエリ体制で臨む新シーズンのサンプドリアは、吉田たち屋台骨を中心に、どのようなサッカーを見せるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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