「ミナミノとサラーの差はあまりに大きい…」元イングランド代表FWがリバプールの現状に苦言!

2020年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

静かな夏を過ごすリバプール

南野(左)とサラー(右)の力量に元イングランド代表FWが意見した。 (C) Getty Images

 現地時間9月12日に開幕するプレミアリーグで連覇を期待されているのが、リバプールだ。

 昨シーズンに第2節で首位に立って以来、一度も首位の座を明け渡さない破竹の快進撃を続け、残り7試合を残しての史上最速優勝を決めたレッズ。30年ぶりのトップリーグ制覇を果たしたチームにとって、"王座防衛"が大きな目標となる。

 リーズ・ユナイテッドとの開幕戦に向けて、8月半ばからオーストリアで夏合宿を行なうなど準備に余念がないリバプール。だが、新戦力はオリンピアコスから獲得したギリシャ代表SBのコスタス・ツィミカスのみと、今夏の移籍市場では派手な動きは見せていない。

 バイエルンの退団が濃厚で、相思相愛と言われるチアゴ・アルカンタラを筆頭に有力選手の獲得の噂がないわけではないものの、現有戦力の強化に努めている印象のあるリバプール。そんなプレミアリーグ王者に不安の声もあがっている。

 元イングランド代表FWのダレン・ベントは、自身が解説を務めている英メディア『talkSPORT』で、「リバプールは11人まで本当に良いチームを揃え、タイトル獲得にふさわしかったが、このメンバーに新たな戦力を加えられていない」とし、プレミア王者の現状に言及した。
 
「コミュニティー・シールドでのアーセナル戦を見たが、特定のポジションはひどく疲れていた。ユルゲン・クロップにはすぐにこれを解決することが求められている。彼らには、さらなる戦力の厚みが必要だよ。マンチェスター・シティは、ラヒーム・スターリングが先発して、仮に良いプレーができなければ、マハレズやベルナルド・シウバがいる。だから、クオリティー面でもほとんど落ちないんだ」

 ライバルクラブを引き合いに出し、リバプールに戦力の拡充を訴えたベントは、あのサムライ戦士についても触れている。

「リバプールは、サラーが良くなかった時に、ミナミノを代わりに投入するなんて言えるかい? 彼らのレベルには、今の時点であまりに大きな差がある。ミナミノは確かに点を取ったが、僕からしてみれば、彼はサラーのような選手には遠く及ばないよ」

 ベントの指摘する通りに、リバプールは新たに戦力を補填するのか。新型コロナウイルスの影響を受けたイングランドのマーケットは、10月16日までオープンしているが、はたして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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