メッシ退団後のバルサの“惨状”をスペイン紙が予測「ジョーダンが去った後のブルズのように…」

2020年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「伝説のチームは活気のない集団に」

ともに唯一無二の存在だったメッシとジョーダン(右)。抜ければ影響が小さくないのは当然といえば当然か。(C)Getty Images

 リオネル・メッシが退団したバルセロナは、マイケル・ジョーダンが去った後のシカゴ・ブルスのようになるかもしれないーー。そんな興味深い見解を掲載したのが、スペイン紙『MARCA』だ。

 「ジョーダン退団後のブルズの惨状が、バルサの悪しき前例となる」という見出しで綴られた記事は、まずバスケットボール界のスーパースターだったジョーダンが退団した後、ブルスが長らく低迷に陥ったことを紹介。同じく世界最高峰に君臨するメッシがチームを離れた場合、バルサも同じ運命を辿るのではないかと予想している。

 1984年にブルズに加入したジョーダンは、1年目からリーグ3位の平均得点を記録するなどの大活躍で新人王を獲得。その後も在籍13年間で10度の得点王に輝き、その間6度のシーズン優勝に貢献するなど黄金時代を築き上げた。
 
 NBAの歴史にその名を刻んだジョーダンが去った後のブルズの状況を、記事は次のように説明した。

「伝説のチームは活気のない集団になってしまった。それ以来、1度も優勝していないのだ。フィル・ジャクソン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンのようなクラブの"アイコン"が次々と退団し、チームはバラバラとなってしまった」

 そして、『MARCA』は「現在、バルセロナも同じ危機に直面している」とし、メッシに加えて、クラブ歴代3位の得点記録を持つルイス・スアレスの退団も濃厚視されているカタルーニャの雄が、同じ憂き目に遭う可能性を指摘している。

 確実に、ひとつのサイクルが終わった感のあるバルサ。ブルズのように暗黒時代に陥らないためにも、ロナウド・クーマン新監督は重要な責務を負うことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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