「彼らはリラックスしていた」バルサの歴史的大敗は“緩すぎる”アップが原因? バイエルン戦士が興味深い指摘「10分遅れて…」

2020年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始早々の先制弾を呼び込んだのは…

ミュラー(25番)に先制パンチを食らい、8発を叩き込まれてノックアウトされたバルサ。気の緩みはなかったはずだが…。(C) Getty Images

 現地時間8月23日に行なわれたチャンピオンズ・リーグの決勝で、バイエルンはパリ・サンジェルマンに1-0で勝利。7年ぶり6度目の欧州制覇を果たした。

 大会史上初の"全勝優勝"という偉業を成し遂げたチームにあって、何より格別だったのは準々決勝のバルセロナ戦だろう。

 戦前は優勝候補同士の拮抗した試合になるとの見方が強かったが、序盤からゴールを重ね、8-2の歴史的大勝利。この1勝がチームにさらなる自信と勢いを与えたのは間違いない。

 また敗れたバルサが即座にキケ・セティエン監督とエリック・アビダルSDの職を解き、さらにリオネル・メッシの退団騒動に発展したことを考えても、この一戦の持つ意味は大きかった。
 
 このゲームで、ゴールラッシュの口火を切る先制ゴールを挙げたトーマス・ミュラーは、歴史的一戦を振り返り、両チームのウォーミングアップに差があったことを明かしている。英紙『The SUN』などが報じた。

「バルセロナがフィールドに出てウォームアップを始めた時、僕らはもう10分間もアップしていた」と明かしたドイツ代表アタッカーは、こう続けている。

「彼らはとてもリラックスしていた。それは何も意味していないけどね。試合は違った形で終わったかもしれないが、僕たちが非常にハングリーであったことはわかったと思う」

 ミュラーが電光石火の先制点を挙げたのは開始4分。そこから前半だけで4ゴールを叩き込んだ。バルサに気の緩みがあったわけではないだろうが、立ち上がりからエンジン全開で臨めるよう、バイエルンが念入りに準備をしていたことだけは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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【動画】コウチーニョに8点目を決められ、ブチギレするバルサのベンチ
 

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