「アジアの2つの宝石を手中に…」マドリーが“悩める韓国の至宝”の獲得をオファーと現地報道!バレンシアの反応は?

2020年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

バレンシアの財政状況は危機に陥っている

イ・ガンイン(左)がマドリーで久保と共闘する可能性も? (C) Getty Images

 日本に続いて"韓国の至宝"も手に入れたいようだ。

 現地時間8月27日、レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、マドリーがバレンシアに対し、韓国代表MFイ・ガンインを獲得するためのオファーを出したと報じた。

 記事によれば、将来を見越して久保建英とイ・ガンインという「アジアの2つの宝石を手中にしたい」マドリーは、コロナ禍で財政状況が危機に陥っている相手の懐事情を見透かし、好機とばかりに後者の引き抜きを画策。だが、22年まで契約を結んでいて、新しいプロジェクトにこの19歳が必要だと考えているバレンシアは、この申し出を拒否したという。

 同じ年で、ともに10歳の時からスペインで技を磨いた左利きの技巧派MFという共通点もあり、何かと久保と比較されがちなイ・ガンイン。日本のライバルがマジョルカでブレイクを果たしたのは対照的に、2019-20シーズンは出番に恵まれないばかりか、二度も愚行で一発退場するなど、ファンの反感を買った。

【動画】遺恨はない?イ・ガンインがマドリー主将に食らわした衝撃の「3度蹴り」→一発レッドはこちら
 
 出場機会の少なさに不満を持っていた逸材は契約延長のオファーを拒否し、一時は退団が濃厚とされていた。だが、ハビ・グラシア新監督を迎えて刷新を図るチームの慰留に応じて、残留する見込みとなっている。

 マドリーはまず保有権を得て、久保と同様にリーガの他クラブやBチームでプレーさせて育てるという青写真を描いているようだが、バレンシアの態度は頑なで、現状では引き抜きは難しいと記事は伝えている。ただ、今夏は無理でも、マドリーがあっさり引き下がるとは考えにくい。

 はたして、日韓のホープが白いユニホームを着て共闘する機会は訪れるのか。今後の展開に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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