「もっと何かが期待されている…」ビジャレアルでの初陣を飾った久保建英にスペイン・メディアの評価は?

2020年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半頭からトップ下でプレー!

真新しい黄色のユニホームに身を包んだ久保。その初陣の評価は? (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間8月23日、久保建英の所属するビジャレアルは、ムルシアのピナタール・アレーナで行なわれたプレシーズンマッチ初戦で2部のカルタヘナと対戦。3-1で勝利した。

 今月10日に移籍を決めた久保は、先発11人が総入れ替えとなった後半頭から出場。4-2-3-1のトップ下に入ったが、控え組が中心となったメンバーの中で、連係が深められずにやや苦戦。ならばと、89分に右サイドをドリブルで突破し、右足でクロスを送り込んだが、これも決定機には繋がらず、ウナイ・エメリ監督へのアピールとまではいかなかった。

 期待の新戦力の"初陣"を地元メディアはどう見たのか? このトレーニングマッチの模様をレポートしたスペイン紙『AS』は、「クボは控えめなデビューだった」と綴っている。

「多くのカメラマンと日本のメディアに追われたクボは後半からプレー。確かな才能の片鱗は見せたが、彼にはもっと何かが期待されている」
 
 また、スペイン全国紙『Marca』は、3点を奪って快勝スタートを切ったビジャレアルについて、次のように絶賛した。

「エメリの下で新たなスタートを切ったビジャレアルは力強い勝利を飾った。コクラン、パレホ、クボのニュースターを揃ってデビューさせ、得点源として期待されるアルカセルとジェラール・モレーノも輝いた。今シーズンから新たに始まった強力なプロジェクトにとっては、間違いなく良いスタートだ。後半にエメリはチーム全体を入れ替えた。これは今シーズンのビジャレアル・ベンチの層の深さを意味する。そこでクボはまずまずのデビューを飾り、他の戦力も輝いた」

 目に見える結果は残せなかったものの、上々のスタートを切ったと評価された久保。25日にピナタール・アレーナで開催される同じく2部のテネリフェとの一戦にも注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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