「必ずカムバックして」「きっと次は…」“怪物”エムバペがCL決勝でバイエルンに敗れた率直な心境を吐露!

2020年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

驚異的な回復をみせて臨んだCL決勝だったが…

表彰式で優勝カップの横をすり抜けたエムバペ。表情には悔しさが。 (C)Getty Images

 現地時間8月23日に行なわれた2019-20シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝で、フランス王者パリ・サンジェルマンはバイエルンに0-1で敗れた。

 破れたパリSGのフランス代表FWキリアン・エムバペは、試合後も泣き崩れたりはせず、努めて冷静な表情を浮かべていたが、その胸中には悔しさがあふれていたようだ。

 エムバペは7月24日のフランスカップ決勝のサンテティエンヌ戦で危険なタックルを受けて負傷。「右足首外側の靭帯損傷を伴う重度の捻挫」と診断され、「約3週間の戦線離脱」を余儀なくされた。当初は、8月12日に行なわれたCL準々決勝のアタランタ戦は絶望と報じられていた。

 しかし、驚異の回復力を発揮した彼はアタランタ戦に途中出場で逆転勝利に貢献。準決勝のライプツィヒ戦には先発に復帰し、決勝でもスターティングメンバ―に名を連ねた。

 バイエルン戦でのエムバペについて、パリSGのトーマス・トゥヘル監督は「ネイと彼にはゴールを決めてほしかった。でも、キリアンがこの場にいてくれたことは奇跡だった」とコメント。負傷の影響も見せずに積極的に攻守にわたって走り回ったが、あと一歩、欧州制覇には及ばなかった。

 エムバペは試合後に自身のインスタグラムを更新。表彰式でCLの優勝カップの隣を通り過ぎる自身の写真とともに、母国語でこのように綴っている。

「今シーズンの締めくくりを、最も美しいタイトルで飾ることができなかったことに失望している。でも、人生とはそのように作られているんだと思う。

 僕らは僕らの持てる全力で戦った。バイエルン、おめでとうございます。そして、どんな時も僕らの冒険をサポートしてくれたことに大きな感謝を」

 この投稿に、ファンからは「必ずこの舞台にカムバックして」「リベンジの機会が与えられたんだ」「きっと君はいつかそれを手に入れるだろう」「強くなって帰ってくる姿を楽しみにしている!」「素晴らしい戦いぶりだった。それだけは確かだ」などのコメントが、2万件以上寄せられている。

 欧州タイトルに届きそうで届かなかった。この経験は、21歳の"怪物"の心に強く刻まれたに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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