吉田麻也は年俸ダウンを受け入れず? サンプドリアとは1年の契約延長と地元紙が報道!

2020年08月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

サンプドリアはサラリーキャップを約20%下げることを目標にしている

サンプドリアとの契約延長が近付いているとされる吉田。その内容は?(C)Getty Images

 契約は延長する、だが減俸は受けない――吉田麻也は、そう決断したのだろうか。

 冬のマーケットでサンプドリアに加入した吉田は、ロックダウン後の全試合に出場し、クラウディオ・ラニエリ監督から信頼されていることを証明した。

 1年の契約延長オプションを手に入れたとされる吉田だが、最近ではサンプドリアと2年契約を交渉中と報じられていた。年俸の高さがネックとなることから、サラリーを下げたうえで1年ではなく2年の契約を結ぶというものだ。

 その可能性が高まったと地元紙が報じていた吉田だが、最終的な結論は違ったのかもしれない。イタリア紙『Il Secolo XIX』は8月20日、吉田の代理人が先日、年俸を減額せずに1年の契約延長オプションを行使するとの決断をクラブに通達したと報じている。

 イタリアでの冒険を半年で終えず、開幕が1か月後に迫る新シーズンのセリエAにも挑むという決断は、ラニエリ監督には朗報だろう。だが、人件費を下げたいクラブには負担ともなり得る。
 
『Il Secolo XIX』紙は、「吉田を非常に評価するラニエリ監督を喜ばせる一方で、(チームのサラリーキャップを下げるという)マッシモ・フェレーロ会長ら経営陣のカルロ・オスティSDらに対するガイドラインには合わなくなるニュースだ」と報じた。

 記事によれば、サンプドリアはサラリーキャップを約20%下げることを目標にしているそうだ。吉田が減額を受け入れなかったことの影響が注目される。そのうえで、ジェイソン・ムリージョやオマール・コリーなど、去就が注目される選手の放出により、サラリーキャップ減額の目標を達成できるかもしれないと記事は伝えている。

 いずれにしても、サラリーダウンを呑まずに残留となった場合、吉田には一層のプレッシャーがかかることにもなる。2シーズン目のイタリアで、日本代表のキャプテンは期待に応えるパフォーマンスを見せられるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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