鹿島が内田篤人の現役引退を発表。8月31日で契約終了に…23日のG大阪戦後にセレモニーの予定

2020年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

8月12日のルヴァンカップで久々の先発を飾ったばかりだった

8月いっぱいでの引退を発表した内田篤人。写真:滝川敏之

 鹿島アントラーズは8月20日、クラブの公式ホームページで所属するDF内田篤人の現役引退を発表。2020年8月31日(月)でクラブとの契約が終了となり、今週末の23日に開催される、J1リーグ12節・ガンバ大阪戦の終了後に引退のセレモニーが行なわれる。

 静岡県出身の内田は、2006年に清水東高から鹿島に加入。1年目からリーグ戦28試合に出場するなどレギュラーに定着し、07年から09年にかけてのリーグ3連覇に貢献。個人でも08・09年にベストイレブンを獲得した。10年にはドイツのシャルケへ移籍し、右SBの定位置を確保すると、2010-11シーズンのチャンピオンズ・リーグに出場し、ベスト4進出を果たした。

 代表レベルでも07年のU-20ワールドカップ、08年の北京五輪、10・14年のワールドカップと国際大会でも活躍。日本代表では、通算74試合に出場し2得点を挙げている。

 シャルケ在籍期間には、ドイツ・ブンデスリーガ通算104試合・1得点、DFBポカール(ドイツカップ)通算8試合出場。UEFAチャンピオンズ・リーグでは通算31試合・1得点、UEFAヨーロッパリーグにも通算9試合に出場している。その後、当時ドイツ2部のウニオン・ベルリンを経て18年に鹿島に復帰した。
 
 ドイツや日本代表でも活躍していた内田だったが、「大きな怪我を負ってしまって、昨年は負傷離脱の繰り返しで、あまり活動ができていなかった」と、8月7日のオンライン取材でも語っていたように、近年は怪我にも悩まされていた。14-15シーズンのブンデスリーガで右膝を負傷した内田は、15年のシーズンオフに手術を受け、しばらくピッチから遠ざかる日々も経験している。

 今季は7月4日のリーグ再開初戦でスタメン出場し、60分に途中交代して以降、メンバーリスト外となっていた。8月12日のルヴァンカップ・清水エスパルス戦では久々にスタメン出場し、69分間にわたりプレー。ここから復帰かと期待された矢先だった。32歳と早すぎる引退を迎えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】32歳で引退を迎えた内田篤人!右サイドを駆け抜けたキャリアを厳選ショットで振り返り!

 
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