「マドリーは最低5億円を期待」久保建英の活躍によってレンタル料が増加!“おいしい”特別条項を結んだ背景は?

2020年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

カップ戦の勝ち上がりやリーグ戦の順位も影響

久保のレンタルを巡るマドリーとビジャレアルの契約の詳細が明らかになった。(C) Javier MATA

 現地時間8月10日に決定したのが、久保建英のビジャレアルへのレンタル移籍だ。スペイン紙『AS』などによると、クラブが保有元のレアル・マドリーに支払う1年のレンタル料は、250万ユーロ(約3億1250万ユーロ)だと伝えられていた。

 だが、その契約にはオプションが付いていたようだ。現地時間8月19日、『AS』紙は「ビジャレアルがマドリーに支払う額は、最大で500万ユーロ(約6億2500万円)になる」と報じた。

 インセンティブの250万ユーロ分は、久保のパフォーマンスや、チームがヨーロッパリーグやコパ・デル・レイでどこまで勝ち進むか、リーグ戦でチャンピオンズ・リーグ出場権を確保(4位以内)できるか、などによって変動するという。

「マドリーは総額500万ユーロの上限は実現できなくても、最低400万ユーロ(約5億円)は手にできると期待している」と記事は綴っている。

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『AS』紙によれば、マドリーは当初、久保へのオファーに対し、給与の負担とレンタル料200万~300万ユーロ(約2億2500万~3億7500万円)を条件としていた。だが、バイエルンが土壇場で800万ユーロ(約10億円)の支払いも厭わない姿勢を見せたため、考えを改め、より大きな負担を強いるようになったという。

 久保が活躍すれば、保有する原石を成長させるというメリットがあるだけでなく、対価も手にできる――。マドリーがそんな"おいしい契約"を結べたのは、それだけビジャレアルとウナイ・エメリ監督がこの19歳の獲得を熱望していたからだと言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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