【神戸】イニエスタ&フェルマーレンが揃って負傷交代…。指揮官に訊いた怪我の状態は?

2020年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

79分に3枚替え「切り札として持っていました」

右の足首を抑え座り込んだイニエスタ。その後にはフェルマーレンも負傷交代を余儀なくされた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ第11節]神戸2ー3柏/8月19日(水)/ノエビアスタジアム神戸

 神戸は立ち上がりからボールを握って果敢に相手ゴールに迫り、前半終了間際の45分に郷家友太のゴールで先手を取る。しかし、徐々に勢いを取り戻した相手の縦に早い攻撃に苦戦し、46分、77分に失点。それでも89分、ディフェンスラインの背後に供給されたグラウンダーのパスに反応したドウグラスが相手GKとの1対1を制し、同点ゴールを挙げる。このままドロー決着かと思われたが、終了間際の90+4分にセットプレーから劇的な決勝弾を決められ、2-3の敗戦を喫した。

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 痛恨の失点で競り負け、3試合勝利なしと苦しい状況に立たされた神戸だが、この試合ではともに先発で出場していた攻守のキーマンふたりが、前半の早い段階で負傷交代を余儀なくされた。MFイニエスタは右の足首を抑え22分に交代、29分にはDFトーマス・フェルマーレンが足を引きずる素振りを見せながら自らピッチサイドに向かい、ロッカールームへと引き上げた。
 
 ふたりの負傷によって早々に交代枠を消費してしまった神戸は、79分に一気に3枚替えの策を講じた。トルステン・フィンク監督は、この采配に対して以下のように説明している。

「早い段階で、ふたりを交代しないといけなかったので、そのあとは1度しか交代を使えなかった。後半は1-1の状況が長く続いていて、私も選手たちが疲れているのが見えたのですが、早く交代を使った場合、さらに怪我人が出たときにその枠が無くなってしまう。ですから(79分まで)切り札として持っていました」

 またふたりの怪我の具合については、「医者の診断がまだない。彼らの状態はちゃんと検査をしてもらわないと分からないので、今の段階では何も言えないです」と明言を避けた。攻撃と守備で重要な役割を果たしていた両タレントの負傷。夏場の連戦が続く意味でも、長期離脱は避けたいところだが…。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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