改革への第一歩!? “歴史的大敗”バルサがオランダ代表監督のOBクーマンの電撃招聘を正式発表!

2020年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

クライフのドリームチームを支えた伝説OB

オランダ代表監督からバルサ指揮官への就任が決まったクーマン。 (C) Getty Images

 12シーズンぶりの無冠に終わった失意の名門は、早々に舵を切った。

 現地時間8月19日、前日にキケ・セティエン監督の解任を発表していたバルセロナは、クラブOBで元オランダ代表DFのロナルド・クーマンを後任に据えることを正式発表した。2022年6月30日までの2年契約となっている。

 今月14日に開催されたチャンピオンズ・リーグ準々決勝のバイエルン戦で2-8の歴史的大敗を喫したバルサ。一部選手たちとの軋轢も指摘されたキケ・セティエンに代わって新たに招聘されたのは、レジェンドOBだった。

 現在57歳のクーマンは、アヤックスやPSVで活躍した後、1989年からは、ヨハン・クライフの率いたバルサでプレー。"ドリームチーム"と称されたクラブの黄金期を支えた。1995年にフェイエノールトで引退して以降は、指導者に転身し、アヤックスやバレンシア、エバートンなど4か国9チームで辣腕を振るってきた。
 
 クラブを熟知し、実績十分のクーマン。とはいえ、2018年2月からオランダ代表を率いてきた現役監督の"強奪"は小さくない波紋を広げそうだ。

 チーム改革が求められるなか、この決断は、はたして奏功するのか。オランダ人指揮官の手腕に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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