J１柏レイソルのネルシーニョ監督が、FWオルンガに関する移籍報道に言及し、きっぱりと否定した。

　オルンガは2018年の夏に中国の貴州智誠から完全移籍で加入し、ケニア人初のJリーガーとなった。昨年はスピードとパワーを武器に得点を量産。J２で27ゴールを挙げ、チームのJ１昇格に大きく貢献した。

　今シーズンもここまで11ゴール。驚異的ペースで得点を重ね現在J１得点ランク単独トップを走るストライカーには、海外移籍の噂もついて回る。スペイン２部のエスパニョールから正式オファーが届いたと、クラブ名が挙がる一部報道もあるほどだった。

　しかし８月17日、練習後のオンライン取材に応じたネルシーニョ監督が「そういった可能性は全くない」と、オルンガの移籍を完全否定。指揮官が報道を受けてクラブの強化部長に確認したところ、そのような話は一切なかったという。
 

　それでも、「今シーズン彼の活躍次第では、先々にそういった可能性がより現実的な形であるかもしれない」と移籍オファーを受ける可能性はあるとしたものの、「私自身は全く心配をしていないし、彼からもレイソルに居ることで非常に幸せにプレー出来ているという話も聞いています」と本人の意思を確認したことも明かしている。

　また、最後にオルンガの今シーズンの評価について質問が及ぶと、「しっかりやってくれている」と絶賛。「与えられた役割を理解して、非常によくやってくれている。なんといっても彼のスピードは相手チームにとても脅威になる。得点王を狙ってゴールを量産してくれるのではないか」と期待を込めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部