【徳島】「あのようなボールは常に狙っている」途中出場で貴重な同点弾! FW垣田裕暉が明かすPK奪取の舞台裏

2020年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

積極的な前からのプレスがPKに繋がる

垣田が自ら奪ったPKをしっかり決めて徳島に勝点をもたらした。写真:田中研治

[J2リーグ12節]甲府1-1徳島/8月16日(日)/山梨中銀スタジアム
 
 先制される展開も、FW垣田裕暉の積極的な前線でのプレスがPKに繋がり、徳島ヴォルティスがなんとか勝点1をもぎ取った。
 
 試合は徳島が立ち上がりからボールを握り、優位な展開で進めた。しかし、前半終了間際の42分に左サイドから一瞬の隙を突かれ、相手に先制を許してしまう。それでも58分に投入された垣田が、敵陣深くでの浮き球に対する相手DFの判断ミスを見逃さずボールを奪い、ペナルティエリア内に進入して倒されるとPKを獲得。自らキッカーを務めて冷静にゴール左に沈め、自身今季6ゴール目となる得点で同点とした。
 
 貴重な同点ゴールを挙げた垣田は試合後のフラッシュインタビューに応じ、PKを奪ったシーンでのDFとの駆け引きを次のように説明した。
 
「裏にパスが抜けた後に、(ボールが)高くバウンドして、あのようなボールは常に狙っているので、取った後に身体が入れ替わって、後ろから倒されました」
 
 その後、ゆっくりとした助走から冷静に右足で決めて貴重な同点ゴールを挙げた。そのPKについては、「キーパーが動くのが見えたので逆に蹴るだけでした」と明かし、重圧がかかる場面でのメンタルの強さを覗かせた。
 
「今回は引き分けという形になってしまいましたが、次の試合はしっかり勝てるようにまた中2日ですが良い準備をして臨みたい」と力強く意気込みを語った垣田。次節は真夏の5連戦の4戦目。中2日でホーム・ファジアーノ岡山戦を迎える。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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