【J2】首位長崎が山形に敗戦、前節2位の徳島が甲府とドローで混戦模様に拍車。6連勝の北九州が勝点1差の2位に浮上

2020年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

長崎は今季2敗目となった

前線で存在感を見せたイバルボ(左)らがゴールに迫るも、長崎は得点を奪えず0-1で敗戦。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグは8月16日、12節の8試合が各地で開催された。首位のV・ファーレン長崎が敗れ、2位徳島ヴォルティスは引き分け。前日、FC町田ゼルビアに2-1で勝ったギラヴァンツ北九州が勝点1差の2位に浮上している。

 首位を走る長崎は敵地で前節まで17位のモンテディオ山形と対戦した。山形の守備ブロックを崩せず、得点を奪えない長崎は、42分にFW富樫敬真が負傷退場。さらに49分山形の南秀仁にヘディングシュートを決められリードを許す。その後も5枚の交代カードを使い切り攻勢に出るものの、山形の牙城を崩し切れず0-1の敗戦となった。長崎は今季2敗目で勝点26にとどまるも、首位はキープしている。

 2位徳島は7位ヴァンフォーレ甲府の敵地に乗り込んだ。3連勝中の勢いに乗って圧倒的なポゼッションで試合を進める徳島だったが、42分、内田健太に頭で決められビハインドを背負う。崩し切れない展開が続いていたなか、72分、垣田裕暉がPKを獲得。これを自ら決め1-1の同点とし、試合終了を迎えた。勝点1を積み上げた徳島は勝点23で3位に後退、甲府は同19で6位に浮上した。

 そのほか上位陣では、1試合未消化ながら4位につける大宮アルディージャは、レノファ山口FCに0-1で敗戦。5位京都サンガF.C.はツエーゲン金沢に0-2で敗れ、J2リーグの混戦模様に拍車がかかった。
 
 また前日に行なわれた12節の3試合は全てホームチームが勝利。町田と対戦した北九州は前半のうちに2ゴールを奪う。後半1点を返されるものの、2-1で試合終了を迎えた。これでリーグ戦6連勝。勝点25で2位に浮上し、トップの長崎に同1差と迫っている。

 松本山雅FCはアビスパ福岡に1-0で勝利。後半アディショナルタイムの塚川孝輝のバイシクルシュートが決まり劇的な幕切れとなった。ファジアーノ岡山は1-0で新潟に競り勝った。

J2リーグ12節の試合結果は以下の通り。
※左側がホームチーム

●8月15日(土)
松本1-0福岡
岡山1-0新潟
北九州2-1町田

●8月16日(日)
山形1-0長崎
栃木0-0愛媛
甲府1-1徳島
水戸0-2東京V
群馬0-1琉球
金沢2-0京都
磐田1-2千葉
山口1-0大宮

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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