「ファーマーズリーグ」?エムバペがリヨンの勝利を“皮肉”で祝福! 母国では街中でサポーターが狂喜乱舞

2020年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

“どんでん返し”に怪物もニンマリ

マンCに完勝したリヨンを称えたエムバペ。 (C)Getty Images

 現地時間8月15日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝で、リヨンがマンチェスター・シティを3-1で下し、準決勝進出が決定。これでベスト4はリヨン、そしてパリ・サンジェルマンのフランス勢が2チーム、バイエルン、RBライプツィヒのドイツ勢が2チームとなった。

 新型コロナウイルスの影響で今回はポルトガルで行なわれているCLだが、フランス勢の快挙には母国のサポーターも大喜び。全国紙『L'Equipe』は、フランス国内で大勢が叫び、踊り狂う様子を報じ、「リヨンでのパーティーはまだ終わらなそうだ……」とその熱狂ぶりを伝えている。

 また、パリSGでプレーするフランス代表FWキリアン・エムバペもリヨンの勝利を喜んだ。試合後、自身のツイッターに「FARMERS LEAGUE(ファーマーズリーグ)」とピエロの絵文字を投稿したエムバペは、先日パリSGとリーグカップ決勝で接戦を演じた好敵手を称えている。

 彼の発した"ファーマーズリーグ"とは、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランスの欧州5大リーグのなかでも、バイエルンやパリ・サンジェルマンが一強となっているドイツのブンデスリーガやフランスのリーグ・アンなどを「ファーマー(農民)」リーグと呼び、フットボールファンの嘲笑の的となっていることを指している。

 英メディア『talkSPORT』はこの投稿を「エムバペは、皮肉なジョークを発せずにはいられなかったのだろう」と伝えている。

「今回のCLでスペイン、イタリア、英国のクラブが消えたことに対して、怪物の反撃が始まった。リヨンはユベントス、マンチェスター・Cという強豪を打ち破って準決勝に進出した。パリSGはドルトムントを破り、アタランタを蹴落とした。この事前の予想を次々と覆した"どんでん返し"は、エムバペがリーグ・アンのクオリティーに対する嘲笑に、反撃するには十分な要素が揃ったと言えるだろう」

 そのパリSGは18日、33歳のユリアン・ナーゲルスマンが率いるRBライプツィヒとの準決勝に臨む。負傷から驚異のスピードで回復したエムバペも先発する可能性が高いと囁かれている。

 果たして、フランスのクラブが欧州タイトルを手にする大会となるのか。母国では期待が高まっている。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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