B・メンデスのゴールで先制し、西川のダメ押し弾で勝負あり! 試合巧者のC大阪が柏に3-1で快勝

2020年08月15日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

C大阪は巧みなゲーム運びが光った

5分に得点したB・メンデス。貴重な先制ゴールだった。写真:田中研治

 J1リーグの柏レイソル対セレッソ大阪が8月15日、三協フロンテア柏スタジアムで行なわれ、アウェーのC大阪が3―1で勝利した。

 いきなり先手を取ったのはC大阪だ。5分、右サイドの裏に抜け出したブルーノ・メンデスがボールを収め、清武弘嗣へ預けてからリターンパスをもらう。ワントラップしてから右足を振り抜き、コントロールショットをゴール左に決めた。

 先制を許した柏は、トップ下の江坂任を中心に丁寧にパスを回してポゼッション率を高め、徐々にゲームの主導権を握る。敵陣深くまで侵入できるようになると、24分にはオルンガが立て続けにシュートを放つ。31分には仲間隼斗がゴール前でビッグチャンスを得て、40分には江坂も際どいミドルを打ったが、どれも決め切れなかった。
 後半に入ると、攻勢を強めたい柏は大谷秀和に代えて神谷優太を投入し、ヒシャルジソンをアンカーに、江坂と神谷をインサイドハーフに配置した4-3-3のシステムに変更した。ネルシーニョ監督が前線の枚数を増やす攻めの采配をして、立ち上がりから猛攻を仕掛けた。

 それでも堅守で耐え抜くC大阪がワンチャンスをモノにする。55分、左サイドでFKを獲得すると、キッカーは清武。ゴール前に絶妙なボールを送ってオウンゴールを誘発し、追加点を挙げた。

 痛恨の2失点目を喫した柏は、仲間に代えて呉屋大翔を投入し、さらに攻勢を強めた。クロスを上げたり、細かいコンビネーションで崩しにかかったり、様々なチャレンジをしたが、それでもC大阪の堅守を破れなかった。反面、前がかりになった裏を突かれ、87分には途中出場の西川潤にダメ押しの3点目を許してしまう。

 試合巧者ぶりが光ったC大阪は、88分にミスから1失点したものの、3-1で勝利。巧みなゲーム運びで、敵地で勝点3をもぎ取った。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事