バイエルンが衝撃の8ゴールで4強進出!歴史的大敗を喫したバルサは3年連続の“悪夢”【CL】

2020年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半だけで4ゴールを奪取

怒涛の8ゴールでバイエルンがバルサを終始圧倒した。(C) Getty Images

 現地時間8月14日、チャンピオンズ・リーグ準々決勝のバルセロナ対バイエルンが、リスボンのエスタディオ・ド・スポルト・イ・ベンフィカで行なわれた。

 試合はまさかの展開となる。開始4分、バイエルンは左サイドを駆け上がったペリシッチのクロスを受けたミュラーが、CFレバンドフスキとのワンツーから左足でシュート。瞬く間に先制ゴールを奪う。

 しかしその3分後、バルサの左SBジョルディが送り込んだクロスを、CBのアラバがクリアミス。これがオウンゴールとなり、すぐにタイスコアとなる。

 10分にショートコーナーからメッシが供給したクロスがポストに救われたドイツ王者は22分、セルジ・ロベルトからボールを奪ったニャブリからのパスを受けたペリシッチが左足でシュート。これがGKテア・シュテーゲンのブロックをものともせずにネットに突き刺さり、勝ち越しに成功する。

 さらに、28分にゴレツカのワンタッチパスに反応したニャブリが強烈なシュートを突き刺すと、31分にはキミッヒのクロスにミュラーが合わせて4点目を奪取。バイエルンが怒涛の勢いで4ゴールを奪い、前半を終える。

 3点を追うバルサは、後半頭からS・ロベルトに代えてグリエーズマンを投入。メッシが低い位置でプレーする布陣にシフトすると、57分にその10番が起点となり、左サイドのジョルディからパスを受けたスアレスが、見事なシュートフェイントでCBボアテングをかわして左足のシュート。2点差とする。

 だが、このゴールも火に油を注いだだけだった。63分にバイエルンの左SBデイビスにサイドを抉られると、折り返しのパスを右SBキミッヒに詰められ、5点目を献上。その後も82分にレバンドフスキ、85分と89分にはバイエルンに貸し出しているコウチーニョに続け様にゴールを許し、屈辱の8失点を喫した。

 8-2でバルサを文字通り圧倒したバイエルンは、2年ぶりのベスト4に進出。19日に開催される準決勝でマンチェスター・シティ対リヨンの勝者と対戦する。

 一方、大黒柱のメッシが不発に終わったバルサは、一昨年のローマ戦、昨年のリバプール戦に続き、3年連続で大量失点を喫しての準々決勝敗退。キケ・セティエン監督の去就問題が噴出するのは間違いなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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