久保建英が入団会見で”過熱する報道”に言及「本当のこともあれば、そうでもないことも…」

2020年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正直に言うと、興味がない」

入団会見ではスペイン人記者の質問にも難なく応じた久保。 (C)Getty Images

 現地時間8月10日に、スペイン1部ビジャレアルへの1年の期限付き移籍が発表された久保建英。翌日、フェルナンド・ロイグ会長とともに入団会見に臨み、スペイン語と日本語で質問に応じた。

 スペイン紙『MARCA』は、「本国メディアを大いに沸かせたこの日本人選手は、ウナイ・エメリの下で働くことになった」と伝え、主にスペイン語で応じた会見の様子を報じている。

 19歳の日本代表MFは「最高のシーズンにしたいと思っている」と意気込み、次のように語った。

「コーチと、スタッフと仲間たちの助けを借りながら、良いシーズンにしたいと願っている。昨シーズン、マジョルカとしてビジャレアルと対戦したときは、とても手ごわい相手だと思った。正直、ついていけなかった。その人たちが味方になると思うとワクワクする」

 また、ビジャレアル加入の決め手になったのは、やはりウナイ・エメリ監督との対話も大きな要素となったようだ。「コーチや何人かの選手と話す機会もあった。ここを選んだのは、それがベストな選択肢だと、家族も、代理人もそう考えたから。僕はそれを証明しなければならない。加入することで、少しでもこのクラブの力になれたらいい」とコメントしている。

 そして、自身の存在が日本で絶大な影響力を持っていることについて尋ねられると、率直な心境を明かしている。

「正直、フィールド外での注目度にはあまり興味がない。話題になるのは試合のことというのが普通だ。テレビやメディアで自分について語られていることには、あまり注意を払わずに、フィールドで起きていることだけに集中するようにしている。

(30クラブからオファーが殺到したと報じられたが)それはあくまでニュースであって、本当のこともあれば、そうでもないことも含んでいる。ただ、ほかにもオファーがあったとして、ここが一番良かった。それが、僕がここにいる理由だ」

 そう淡々と語った若武者は、スペイン2年目でどこまで進化を遂げるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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