【取材こぼれ話】橋本和×宇賀神友弥│浦和の両翼は、まるで兄弟のような絶妙な呼吸

2015年02月25日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

浦和の赤い翼。ウイングバックコンビが『サッカーダイジェスト』誌に対談で登場。

プレシーズンの練習試合では、ともに好調をアピール。ふたりのアップダウンは攻守両面で大きな武器になる。(C) SOCCER DIGEST

「ちょっと薄すぎませんかね?」
 
 対談取材の最後にふたりががっしり握手をかわす決め写真を撮影していた時、宇賀神が細い目をさらに細くして、笑みをこぼす。
 
「んん!?」対談の内容はかなり濃かったと思いますよ。盛り上がった(と思う)し、選手同士の対談ならではの発見が数多く、自分(記者)としては、かなり興味深くて面白かった。
 
 そう返すと、宇賀神は
「いやいや、顔のことですよ、顔。二人とも薄すぎ。誌面に載せて大丈夫ですかね」
 とのこと。
 
 橋本がつかさず笑う。細い目が、宇賀神と瓜二つに。
「ほんまやね。しょうゆ顔同士。しかも、かなり薄い」
 
 確かに、橋本と宇賀神が街を歩いていてすれ違ったら、「兄弟かな」と思う気がする(そんなシチュエーションはまずないが)。
 
 しかも対談中のふたりの掛け合いは、実に絶妙だった。橋本は関西人らしく(?)、宇賀神は持ち前のコミュニケーション力を活かし(??)、出るところ、引くところ、言うべきこと、耳を傾けるべきこと、もはや司会(記者)が不要なぐらい言葉のパスがぽんぽんつながっていった。
 
 そうした間合いの取り方の巧さは、ふたりのプレースタイルにも通じるところがあるようだ。

――◆――◆――
 2月26日(木)発売の「サッカーダイジェスト」で、橋本和選手×宇賀神友弥選手の対談インタビュー「希望の赤い翼」が掲載されます。
 
 時に5トップ、時に5バックになるミシャスタイルのキーポジションであるウイングバックの苦労とやり甲斐、そして今季に懸けるとても熱い想いを、ふたりが語ってくれています。
 
 ぜひ、ご一読ください!
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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