【柏】「大谷選手の存在が大きい」戸嶋祥郎が語る連敗脱出のきっかけと自身初のJ1

2020年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

練習時から「全てが学ぶことばかり」

リーグ戦5試合に出場している戸嶋。※写真は取材時のスクリーンショット

 リスタート後に3連敗を喫した柏レイソルだったが、その後4連勝中。チームが徐々に調子を上げている要因のひとつに、今季からの新加入選手たちの活躍がある。

 5節の湘南戦から3戦連発の仲間隼斗のほか、神谷優太、高橋祐治、三丸拡、大南拓磨らは徐々に出場機会を増やしており、呉屋大翔、キム・スンギュらも連敗中のチームを支えた。

 今季、アルビレックス新潟から加入した戸嶋祥郎もそんなひとりだ。中盤のユーティリティとしてここまでリーグ戦5試合、ルヴァンカップ1試合で出場している。ボランチやインサイドハーフ、ここ2試合では右サイドハーフとして起用され、前節の名古屋戦では決勝点に繋がる起点にもなった。

 8月3日の練習後に、オンライン上で取材に応じた戸嶋は、その場面についてこう語る。
「サイドハーフとして出場した時は常に背後を狙うようにしています。名古屋戦でも背後を狙っていたのですが、手前につけるパスが出てきた。相手を背負いながらどうにかつなげたのは良かったのですが、背負う状況は避けたいところ。意思疎通には改善が必要だと感じました」

 さらにチームメイトとのコミュニケーションについては、「以前より理解は深まってきています。ただ、戦術理解もまだまだだし、コミュニケーションももっととっていきたい」と語るなど、言葉の中に謙虚さがにじみ出る。
 
 連敗中は「少しチーム内の雰囲気も良くなかった」と言い、「脱出のきっかけは特別なことは無く、選手の組み合わせだったり、出た選手の活躍で勝利に結びついたと思うのですが、僕自身はその試合(5節の湘南戦)に出場できなかったので、ある意味悔しい気持ちを抱えていました」と心境を吐露する。

 そんな中で、特に注目したのがミスターレイソルこと大谷秀和だ。

「僕が思うには大谷選手の存在というのが大きくて、ピッチの中でゲームの展開を読んだり、自身のプレーでゲームの流れを変えるという大きな存在なので、そういうところは、ポジションも近いですし、学んでいきたいなと感じています」

 キャリア初のJ1の舞台を戦う25歳は、柏加入後に日々成長を実感しているようだ。

 練習時から「全てが学ぶことばかり。全選手から学ぶことばかりです」とハニカミながらも充実感を口にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】戸嶋祥郎も途中出場!名古屋戦のハイライト
 

次ページ【動画】戸嶋祥郎も途中出場!名古屋戦のハイライト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事