遠藤渓太は“世界的スター”に? ウニオン・ベルリンSDが「かつての香川真司のように」と期待するワケ

2020年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

21歳でドイツに渡った香川と同じように…

チームには合流したが、ラストマッチでの負傷が気がかりな遠藤。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜F・マリノスからブンデスリーガのウニオン・ベルリンに期限付き移籍が発表された遠藤渓太が、7月31日に現地入り。クラブハウスでウルス・フィッシャー監督と邂逅した。監督から「日本から来たケイタ・エンドウだ」と紹介されると、仲間たちからは温かい拍手が送られたという。

 そんななか、現地局『TAG24』はさっそく遠藤の特集記事を掲載。それは「ケイタ・エンドウは、シンジ・カガワになれるのか?」というものだ。

 同局はすでにウニオン・ベルリンには新戦力5人の加入が決定しており、そのうちのひとりである遠藤は、オリバー・リュナートSDが「偉大な素質を持っている」と期待を寄せるホープだと伝えている。

 さらに、スポーツ部門を統括するディレクターはこの買い物に対する懐疑的な意見に対して、「チームが悪い買い物をするはずがない」と返答している。

「例えば、シンジ・カガワだ。カガワは当初、ムダな買い物だとか、役に立つはずがないだとか、ひどいことを言われていたが、世界的なスターになった。それと同じように、私は、ケイタには素質があると思っている。もちろんチームに馴染むまでの時間は必要だが、確信はある。フィットすれば、彼はチームにこれまでにない多くのものをもたらすだろう」

 香川真司はドルトムントに移籍し、1年目からフィールドプレーヤーとして躍動。2010-11シーズンと11-12シーズン、二度のブンデスリーガ制覇に貢献した後、プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を果たした。

 その香川がドイツに渡ったのは21歳のころ。現在22歳の遠藤は、ブンデス2年目を迎えるウニオン・ベルリンで、偉大なる先輩のような活躍を見せられるのか。負傷の影響もあり、すぐにトレーニングに合流するわけではないようだが、フロントの期待度は高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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