「宇宙のような高さから…」元マンUの名手ヴィディッチが苦手だった“2大ライバル”を告白! いったい誰?

2020年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

名手が味わった「初めての恐怖」とは?

ユナイテッドで一時代を築いたヴィディッチが現役時代にやりにくかった相手を明かした。 (C) Getty Images

 2000年代後半のプレミアリーグを代表するCB、ネマニャ・ヴィディッチが、現役生活で対戦した"難敵"を明かした。

 2006年の夏にスパルタク・モスクワから入団したセルビア代表DFは、自慢の巨躯を利したパワフルな守備で多士済々のFWたちを封殺。CBコンビを組んだイングランド代表のリオ・ファーディナンドと共にアレックス・ファーガソン政権の黄金期を支えた。

 その後、インテルでもプレーした名手は、英メディア『Athletic』のインタビューで、自身が最も対戦しにくかった選手をチョイス。興味深い理由とともに紹介している。

 最初に「あれは初めて味わった恐怖だった」として名を挙げたのは、元イングランド代表FWのピーター・クラウチだ。2メートルを超える長身を武器に得点を量産したストライカーに関して次のように評している。

「僕はそれまで2メートルを超える選手と対戦したことがなかった。アンフィールドで初めて対戦した時に、『うわ。こんな男を相手に何が出来るっていうんだ』と素直に思ったね。競り合った時には、彼がまるで宇宙にいるかのような高さを感じた。本当にあんなの見たことがなかった。対処する方法が分からず、ウェズ・ブラウンと一緒にマークした。かなり長いゲームのように感じたし、実際に試合は0-1で負けたよ」
 
 そしてヴィディッチ次に選んだのが、ルイス・スアレス(現バルセロナ)だった。当時、ユナイテッドの"宿敵"リバプールに所属し、多彩な得点パターンで相手DFの脅威になり続けたウルグアイ代表FWについては、こう絶賛している。

「本当に元気な選手だった。90分間を通して走らないアグエロとかとは違い、本能のままに動き続けていた。それでいて全てのことをいとも簡単にやってのけるんだよ。気付いた時には、ボールは僕らディフェンダーの足下を抜けている。それはまぐれのようにも見えるんだけど、彼のとんでもない馬力がなせる業なのさ」

 数々の名ストライカーと対峙してきた百戦錬磨のヴィディッチにとっても、クラウチの高さとスアレスのアグレッシブなプレーは"別格"だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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