神戸が山口蛍の2発などで見ごたえ抜群の打ち合いを制す! 札幌は開幕節以来の敗戦に…

2020年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

激しく攻守が入れ替わる攻防戦に

2ゴールで神戸の3試合ぶりの勝利に貢献した山口。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは8月2日、第8節唯一の日曜日開催となる1試合を実施。札幌ドームで行なわれた北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸の一戦は、3-2で神戸が逆転勝利を挙げた。
 
 札幌は勝利した前節の横浜戦に続き、前線にストライカータイプを配置せず、前にはMFの深井一希、駒井善成、チャナティップ、荒野拓馬の俊敏性がある選手を並べた。神戸は前節怪我から復帰したトーマス・フェルマーレンとダンクレーを今季リーグ戦で初となるセンターバックで同時に起用。強力な守備陣でゴール前に鍵をかける。
 
 試合は立ち上がりからホームチームが攻勢に出る。前線の4枚が流動的に動いて相手DFを混乱させ、巧みなパスワークとサイドチェンジで何度もゴール前に迫る。
 
一方で神戸は、ロングボールで2トップの古橋亨梧とドウグラスをDFラインの背後に走らせて1発を狙う。しかしその古橋が11分に左足を痛め負傷交代。代わって小川慶治朗を投入し早々に神戸が交代枠を使う。
 
 29分に札幌が先手を取る。高嶺朋樹の左サイドからのアーリークロスを相手DFがクリアし損ね、ゴール前にこぼれたボールを荒野が見逃さず、ネットを揺らす。荒野の2戦連続ゴールで先制する。
 
 しかし、3試合ぶりの勝利を狙う神戸も反撃。31分に、フィードからドウグラスが前線で収め、ゴール前でフリーとなっていた山口蛍にラストパスを供給。これを山口が冷静にゴール左に流し込み、早くも同点に追いつく。

 さらに、前半終了間際の45分に西大伍が右サイドから仕掛け、ゴール前に丁寧なパスを出すと、そこに走り込んでいたドウグラスが押し込みネットを揺らす。このまま神戸の1点リードで前半を折り返す。

 後半に入ると、開始直後の48分に札幌がカウンターから華麗なパス回しを披露し、最後は荒野が押し込み試合を振り出しに戻す。しかし、神戸が62分に再び山口蛍のゴールで勝ち越しに成功する。

 その後は激しく攻守が入れ替わる攻防戦となるも、最後までスコアは変わらず。逆転で打ち合いを制した神戸が3試合ぶりの白星を挙げた。一方札幌は開幕節以来の敗戦となった。

 次節は8月5日にルヴァンカップを挟み、8日に札幌がアウェーで清水と、神戸がホームで仙台と第9節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】山口蛍の勝ち越しゴール! 今日自身2得点の大活躍!

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