「もはや小魚にすぎない」インテルがメッシ獲得に本腰!? 移籍金312億円のメガオファーを準備と地元紙が報道

2020年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

野心家の中国人オーナーが本腰を入れれば…

バルサとの確執の噂が絶えないメッシにインテルが触手を伸ばしている。 (C) Getty Images

 実現すれば、エポックメーキングな移籍となる。

 現地時間7月31日、イタリア紙『La Gazzetta dello sport』は、インテルがリオネル・メッシ獲得のために2億6000万ユーロ(約312億円)のメガオファーを準備していると報じた。

 2004年のトップチームデビュー以来、バルセロナ一筋を貫いてきたメッシ。だが、近年はクラブ上層部に対する不満を漏らすことも少なくない。とりわけ今シーズンは、クラブの内情を公にしたエリック・アビダルSDに自身のSNSで怒りを露わにするなど、幾度となく確執が囁かれた。

 そうした事情も重なって、魅力的なオファーとプロジェクトが提示されれば、メッシが新たな決断をする可能性はゼロではない。

『La Gazzetta dello sport』の報道を受け、スペイン紙『Marca』は、インテルを所有する中国企業『蘇寧グループ』に「不可能なことはない」と紹介。世界的な話題となり得るメッシ獲得の可能性について、次のように綴っている。

「蘇寧グループは、メッシ獲得のために2億6000万ユーロを支払おうとしている。だが、世界に28万人もの社員を抱え、2019年には772億ドル(約8兆4920億円)もの収益を上げた彼らからすれば、もはやメッシすらも小さな魚に過ぎないのかもしれない」
 
 さらに英紙『The Sun』も、メガクラックの動向に反応。インテルが年収6000万ポンド(約84億円)の4年契約を画策中であることを報じたうえで、「メッシの獲得はドゥオーモ(教会堂)を動かすことよりは簡単なことだ」と伝えている。

 先日、インテルの指揮官であるアントニオ・コンテは、メッシ獲得について問われ「我々に必要なのは、堅実な土台だ」と相手にしなかった一方で、一般論として「メッシが欲しくないなんていうクレイジーな人間は、世界のどこにも存在しないと思う」とも語っており、野心家の中国人オーナーが本腰を入れれば、もちろんノーとは言わないだろう。

 メッシがバルサを離れ、カルチョの世界へと踏み出す可能性はあるのか――。その動静に世界が注目している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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