柏、江坂任からオルンガのホットラインで決勝弾!名古屋はホームで今季初黒星

2020年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

名古屋は全体練習を30日から再開

この日もゴールを決め、得点ランキングトップを走るオルンガ。写真:徳原隆元

 J1リーグは8月1日、各地で第8節の8試合を開催した。豊田スタジアムで行なわれた名古屋グランパス対柏レイソルの一戦は、1―0でアウェーの後者が勝利を収めた。

 開幕から無敗、ここ3試合は無失点のホーム名古屋だったが、前節の広島戦前に選手・スタッフに新型コロナウイルス陽性判定が出るなど、コロナ禍で試合中止となっていた。そのため、2度の独自検査も行なうなど制限されながらの活動が続く。全体練習も30日から再開されたばかりの状況だ。

 さらに開幕から全試合に出場し、6節の大分戦で途中交代となっていたMF阿部浩之と米本拓司が揃ってベンチ外。ボランチ2枚はジョアン・シミッチ、稲垣祥、2列目には前田直輝、両翼に相馬勇紀、マテウスとなった。

 一方の柏は、直近3試合で12得点。前節ハットトリックのオルンガをトップに、3試合連続得点中の仲間隼斗、前節途中出場からゴールも決めた瀬川祐輔が先発。江坂任を含めた攻撃陣となった。

 試合は、名古屋が8分に自陣にからシミッチがディフェンスライン裏へのロングボールを供給。左サイドで反応した相馬が裏に抜け出すものの、ペナルティエリアを大きく飛び出した相手GK中村航輔にクリアされる。

 柏もすぐさま反撃。10分にオルンガがペナルティエリア左で相手DFからボールを奪い、シュートに持ち込む。これはGKに防がれる。こぼれ球に反応した江坂もシュートを放つがDFのブロックに阻まれた。

 その後、両チームともにソリッドな守備でビッグチャンスを与えず、0-0のまま前半終了を迎えた。
 
 後半立ち上がりはホームの名古屋が攻勢に出る。両翼のマテウスと相馬がポジションチェンジを行ないながら柏ゴールに迫る。50分には左サイドの相馬がカットイン。フリーの前田にパスを送るが、ゴールの枠上に外れる。55分、今度は右サイドにいた相馬が、敵陣深くまで抜け出しクロスを供給。このボールに反応した金崎がシュートを放つも枠を外す。

 名古屋が決め切れずにいると、攻め込まれていた柏が反撃開始。センターサークル右の敵陣の入ったばかりの位置でボールを持った江坂がディフェンスライン裏へロビングのボールを送る。反応したオルンガがペナルティエリア内でこのボールをショートバウンドで足裏で合わせ、ゴールに流し込んだ。71分に柏が先制に成功する。

 その後名古屋は、山﨑凌吾、青木亮太、太田宏介や、ユース出身の石田凌太郎を投入し変化をつけるが、ゴールを挙げることはできず、0-1で敗戦となった。

 ホームの名古屋は押し込む時間帯が多かったものの、決定力と最後の部分でのアイデアの差で柏を上回れず、開幕からの無敗記録は6でストップとなった。

 8月5日にルヴァンカップの再開試合となる第2節を行ない、次節は8月8日に名古屋はホームに浦和レッズを迎え、柏は敵地で横浜F・マリノスと激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事