「ハーランドとミナミノが大好き」「でも僕の方が上」ザルツブルクの19歳逸材が大胆発言!

2020年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あっちに訊いたら彼は逆のことを言うけど」

ザルツブルクで共闘したハーランド(左)とショボスライ。(C)Getty Images

 オーストリアで注目を浴びているのがレッドブル・ザルツブルクに所属する新鋭ドミニク・ショボスライだ。ハンガリー代表にも選出された19歳のMFは、公式戦40試合に出場して、12ゴール・18アシストをマークし、リーグ7連覇に貢献した。

 その活躍が評価され、アーセナル、パリ・サンジェルマン、ミランといったビッグクラブが興味を示している逸材が、フランスのサッカー専門誌『France Football』のインタビューに応じた。

 まず、リーグ再開明けに8ゴール・11アシストと圧巻の活躍を見せた要因について、新型コロナウイルスでリーグが中断している間、「狂ったように自宅でトレーニングをしていたんだ」と明かしている。

「9割のサッカー選手にとってはクソみたいな期間だったと思うけど、僕にとっては完璧な時間だった。もともとアパートの部屋をジムにしていたから自宅でトレーニングすることに違和感はなかったし、パーソナルトレーナーとも連絡は密に取っていた。止まらなかったことが、リーグ再開後の好成績に繋がったんだと思っている」

 また、若いながらもこうした自制に優れている点について、父親の存在が大きいことも告白した。

「父はハンガリー・リーグのプロ選手だったんだ。アーリング・ハーランドの父親のような大物のプロではなかったよ。ただ、父がいてくれたことで、ここまで二人三脚でやってこれた。僕が毎日トレーニングしていたのは、フットサルコートのような小さなフィールドだった。だけど、おかげでテクニックが磨かれたように思う」

 さらに、今年の1月までともにプレーしてきたハーランドと南野拓実についても語っている。

「ハーランドとタクミ・ミナミノが大好きだ。一緒にプレーすることができて本当にうれしいし、良かったと思っている。いろいろ言われているけれど、彼らはそれぞれドルトムント、リバプールに行って当然の選手たちだと思っているよ。同じチームからこういったプレーヤーが出てくることは、心強いし、誇りだ。

 ただ、彼らが去ったとき、僕は悲しいという気持ちだけじゃなかった。もちろん彼らはいい人達、いいプレーヤーだ。でも残された僕らも、同じようにいいプレーヤーになれる。実際に、1対1のときは、僕はアーリングより上だと思ってるんだ。たぶん、あっちに訊いたら彼は逆のことを言うけど(笑)。いつか、試合で戦える日が来るといいな」

 "ハンガリーの未来"とも評されるショボスライは、その先輩たちと同じく、ビッグクラブへと旅立つのか。その動向にヨーロッパ中が注目している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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