【CLプレビュー】ユベントス 対 ドルトムント|97年決勝以来のリマッチはともにカウンター対策が鍵か

2015年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドルトムントが心掛けたいのは攻めきる姿勢。

予想フォーメーション

ユベントス 対 ドルトムント
2月24日(日本時間2月25日4:45)@ユベントス・スタジアム
(第2レグ|3月18日@ジグナル・イドゥナ・パルク)
 
[過去の対戦成績]
ドルトムントの2勝0分け1敗
 
≪ユベントス 勝利への戦術的ポイント≫
 
 ホームでの第1レグでは、ドルトムントは引き気味の布陣で守りを固めて、カウンターを狙ってくるだろう。これに対しては、質の高いポゼッションで不用意なボールロストを極力なくし、さらにボールを奪われてもカウンターを受けないよう、攻撃時にポジションのバランスを崩さず、すぐにプレスに転じる態勢を整えておきたい。
 
 ただ、本来アグレッシブなプレッシングを武器とするドルトムントが、ハイプレスを仕掛けてくる状況も想定できる。その際はA・マドリー戦のように、ピルロが最終ラインの後まで下がってマークをずらし、そこからビルドアップを始めるのが効果的だ。
 
[出場停止]なし
[怪我人]DFバルザーリ、MFマッローネ(欠場見込み)、MF K・アサモア、FWマトリ
 
≪ドルトムント 勝利への戦術的ポイント≫
 
 最も警戒すべきは、ポグバとビダル。ともに脅威の運動量を誇り、攻守で決定的な仕事をやってのける。不用意にボールを失えば、この2人を経由してあっという間にピンチを招くだろう。

【プレイバック】香川真司 IN ドルトムント2010~2012

 ドルトムントが心掛けたいのは、攻めきる姿勢だ。攻撃をシュートで終えれば、カウンターを受けるリスクは最小限に抑えられる。
 
 ビルドアップの場面では、最終ラインで丁寧にボールを回しながら、より確実性の高い状況で前線に縦パスを供給したい。鍵を握るのはフンメルス。シーズン前半戦は不安定なパフォーマンスに終始したCBが、持ち前のフィードセンスを発揮できるかが、勝敗の行方を左右する。
 
[出場停止]なし
[怪我人]DFドゥルム、MFグロスクロイツ(欠場見込み)、MFケール、MFカンプル
 
(ワールドサッカーダイジェスト2015.2.19号より一部修正・加筆)
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