Jリーグ、全55クラブの経営情報を開示。営業収益は9年連続増収で1300億円を突破! 史上最高を記録したクラブ…

2020年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

鳥栖が20.1億円と突出した赤字に

Jリーグが2019年度の全55クラブの経営情報を開示した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは7月30日、2019年度の全55クラブの経営情報を開示した。

 5月に行なわれた開示では、新型コロナウイルスの影響で決算の確定が延期となった6クラブ(水戸、栃木、東京V、横浜FC、山口、相模原)と、3月決算の4クラブ(湘南、磐田、柏、YS横浜)を除いた45クラブの情報を公開したが、今回はそれらクラブを加えた全55クラブの経営情報が発表された。

 営業収益は全55クラブ合計で1325億円(前年比+68億円)を計上。9年連続の増収により、ついに1300億円を突破し、成長率は105.4パーセントを記録している。内訳は、スポンサー収入が640億円(前年比+45億円)、入場料収入216億円(前年比+23億円)。リーグ戦の入場者数は年々上昇傾向にあり、昨年はJ1平均入場者数が2万751人と史上初めて2万人を超えていた。
 
 営業費用も、全クラブ合計で1346億円(前年比+114億円)と増加。そのうちのチーム人件費は644億円(前年比+61億円)となっている。

 またクラブ別に見ると、ヴィッセル神戸がJリーグ史上最高営業収益である114.4億円を計上。これまでの最高額は、同じく神戸が記録した2018年度96.6億円で、ついに2019年に大台の100億円を突破した。

 赤字(当期純損失)は、琉球が4期連続。2年連続での赤字は札幌、仙台、鳥栖、福島、相模原、 長野、富山の7クラブとなっている。また単年度では鳥栖が20.1億円の赤字と突出した金額となっている。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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