【徳島】着実なフィジカル強化でプレーの連続性は確実にレベルアップ!

2015年02月23日 サッカーダイジェスト編集部

「量を増やすことで質につなげていきたい」と指揮官。

【2月20日/徳島 4-2 熊本】徳島のフォーメーション。上段が1&2本目、下段が3&4本目。得点者/徳=津田×2、大﨑、ソン・セファン

「"全員攻撃・全員守備"を改めて明確にしたい」(小林監督)というテーマの下、戦術面だけでなくフィジカル強化にも取り組んできた。徳島ではローパワーで身体の基礎作りを行ない、高知キャンプではローからミドルパワー、宮崎キャンプではミドルからハイパワーへと段階を踏んで身体を作り上げてきた。
 
 その成果もあり、キャンプが終盤に向かうにつれ前線からのプレスの積極性は増し、攻守の切り替えの意識が高まった。その結果、ミスが起こってもプレーが止まらない場面が確実に増えてきた。
 
 練習試合では、特にSBの内田や広瀬の上下動が目立ち、ドリブルやクロスから好機を作り出す場面が見られた。ハイプレッシャーを受ける場面で苦しむ姿はあったが、修正箇所は伸びしろと呼べる内容だろう。
 
 宮崎キャンプを経て、開幕まで約2週間。
「選手の根幹は見えてきて、少しずつ良くなってきている。そこで質を上げることよりも、量を増やしていくことで質につなげていきたい」(小林監督)。
 
 開幕に向けてハードワークは続く。

取材・文:柏原 敏(フリーライター)
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