バルサにまた内紛勃発!ユーベに放出決定のアルトゥールが、CL出場をボイコットか

2020年07月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ピャニッチとのトレードでユーベヘ

ユーベ移籍が決定しているアルトゥール。もはやバルサでプレーする気は…。(C) Getty Images

 新型コロナウイルスの影響から実現したトレードで、バルセロナとアルトゥールの間には大きな溝ができたようだ。
 
 6月、バルセロナはアルトゥールとミラレム・ピャニッチを実質的にトレードすることでユベントスと合意した。当初から注目されたのが、所属チームを去ることが決まった両選手が、パンデミックにより異例の延期となったシーズンの最後までプレーを続けるかどうかだった。
 
 シーズン再開後、ピャニッチはピッチに立ち続けている。3試合でベンチに座ったままだったが、ユベントスが前人未到の9連覇を達成した7月26日のサンプドリア戦でもスタメンに名を連ね、優勝に貢献している。
 
 一方で、アルトゥールは再開直後こそ試合に出場していたが、トレードが決まってからのプレー時間はゼロ。試合中にベンチであくびした場面がテレビカメラに捉えられたこともニュースになった。
 
 ラ・リーガで宿敵レアル・マドリーに覇権を奪われたバルサは、チャンピオンズ・リーグ(CL)再開までのわずかな時間を生かして休養を取った。選手たちは27日に新型コロナウイルスの検査を受け、ナポリとのラウンド・オブ16第2レグへの準備を始めている。
 
 しかし、そこにアルトゥールの姿はなかった。スペイン紙『Sport』の報道としてイタリア紙『Gazzetta dello Sport』が伝えたところによると、ブラジルに帰国していたアルトゥールは、契約を早期解消すると決断し、クラブに無断でブラジルにとどまったという。バルサは処分を検討しているとのことだ。
 
 当初はバルセロナからの移籍を望まず、トレードを拒んでいたとされるアルトゥール。最終的にはイタリアに向かう道を選ぶことになったが、バルセロナに対するわだかまりが残っているのかもしれない。
 
 米スポーツチャンネル『ESPN』も、アルトゥールがバルセロナと契約の早期解消に向けて交渉中と報じた。CLナポリ戦は8月8日。今後の展開が注目される。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【画像】もはややる気ゼロ?試合中にあくびをするアルトゥール

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