「パーソナリティーの強さは特筆」ユベントス9連覇に貢献したデリフトを現地識者が絶賛!

2020年07月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「メガクラブ1年目。予想以上に良くやった」

主力としてユベントスの最終ラインを支えたデリフト。(C) Alberto LINGRIA

 2019-2020シーズンも佳境に差し掛かる中、『ワールドサッカーダイジェスト』の7月16日発売号では、恒例企画の「欧州4大リーグ ベストプレーヤー」を選出する鼎談を行なった。各リーグで「ベスト50」を選出し、ポジション別の部門賞とシーズンMVPを決める。
 
 セリエAは、現役監督のロベルト・ロッシ氏、6月までトリノでスタッフを務めていたアントニオ・フィンコ氏、現地ジャーナリストの片野道郎氏という3人が選者となり、熱い討論を交わした。
 
 その中の「CB部門」では、9連覇に貢献したユベントスのマタイス・デリフトへの賛辞が集まった。
 
 片野氏は「セリエA1年目のデリフトは、キエッリーニの離脱で序盤戦からレギュラーを任されました。当初はミスも目立ちましたが、試合を重ねるごとに安定してきて、後半戦は成長の跡が目に見えました」と評価した。
 
 フィンコ氏は「細かいことだけど、ハンドでPKを与えるケースがあれだけ多いのは、修正すべきポイントだ。今はVARでハンドを取られやすくなっているから、ペナルティーエリア内で手を遊ばせているのはリスクが大きい」と課題を挙げつつも、「もちろんタレントとしては別格だし、まだ20歳の若者がまったく新しい環境でメガクラブのレギュラーに抜擢されたという事情を考えれば、予想以上に良くやったと言えると思う」とタレントとして別格だったと称賛。メガクラブ1年目で主力を務めた点を強調した。
 
 そしてロッシ氏は、デリフト自身のパーソナリティーの強さを絶賛した。
 
「前半戦に叩かれた時は、彼のせいじゃない失点の責任まで押し付けられたりと、プレッシャーは相当だったと思う。でも、それを跳ね返したパーソナリティーの強さは特筆すべきだ」
 
 デリフトも選出された今シーズンのベスト50人、各部門賞、シーズンMVPなどは、現在発売中の『ワールドサッカーダイジェスト』7月16日号で発表している。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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