ユベントスが前人未到の9連覇、36度目のスクデットを獲得!C・ロナウドの31点目で吉田麻也先発のサンプドリアを撃破

2020年07月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

2試合を残して戴冠が決定

今季31ゴール目で均衡を破ったC・ロナウド。(C) Getty Images

 現地時間7月26日に開催されたセリエA第36節で、ホームのユベントスが、吉田麻也が先発フル出場したサンプドリアに2-0で勝利。勝点を83に伸ばし、残り2試合で2位インテルとの差を7ポイントに広げ、前人未到の9連覇、36度目のリーグ制覇が決定した。

 スクデットに王手をかけて迎えたこの一戦、サンプドリアの守備を攻めあぐんでいたユーベは、29分にDFダニーロ、40分にFWパウロ・ディバラが負傷交代。そんな嫌な流れを変えたのは、やはりこの男だった。

 前半アディショナルタイム、ミラレム・ピャニッチのFKから見事なサインプレーを披露し、クリスチアーノ・ロナウドがシュート。強烈な一撃をネットに突き刺し、均衡を破る。

 67分にも、カウンターからC・ロナウドのシュートをGKが弾いたところを、ダニーロに代わって途中出場したフェデリコ・ベルナルデスキが詰めて追加点をゲット。終了間際に獲得したPKは背番号7が外して3点目は奪えなかったものの、このリードを守りきったユベントスが勝利し、戴冠を引き寄せた。
 
 セリエA5連覇に導いたマッシミリアーノ・アッレーグリ監督を切って、スペクタクルなサッカーを志向するマウリツィオ・サッリを後任に迎えた今シーズンは、安定感を欠く試合が少なくなかったものの、徐々に戦術が浸透。コロナ中断明けにインテルやラツィオなどライバルたちが失速するなか、ユーベも苦戦を強いられたものの、圧倒的な選手層も活かしてリードを広げ、2試合を残して優勝を決めた。

 とりわけ、出場32試合で31ゴールを叩き出したC・ロナウドがチームを牽引。11得点と完全復活したディバラとのコンビは敵の脅威となった。

 ついに自身初のリーグタイトルを手にした智将サッリの下、まずは国内での"ノルマ"を達成したユベントス。8月に行なわれるチャンピオン・リーグで悲願の欧州制覇を成し遂げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】31ゴールと爆発!今シーズンのC・ロナウドのスーパープレー集

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事