「必ず得点できると信じていました」浦和FWレオナルドが語るゴールの秘訣。チーム3試合ぶりの得点に必要だったものは…

2020年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

攻め込まれた直後の52分に先制

今季のリーグ戦で3得点をあげているレオナルド。写真:徳原隆元

 J1リーグは7月26日、第7節の8試合を開催した。ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた横浜FC対浦和レッズの一戦は2-0でアウェーの後者が勝利を収めた。

 両チーム連敗で迎えた試合では、一進一退の好ゲームとなった。勝負の明暗を分けたのわずかな差だった。

 試合後のフラッシュインタビューに登場した横浜FCの下平隆宏監督は、「今日の試合も非常によく戦えていた。ゲームが膠着したなかで、なんでもないところから失点してしまったのは少しもったいなかったかな」と悔しさを滲ませた。

 チャンスは両チーム同等と言えるほどだった。横浜FCも斉藤光毅を中心に度々浦和ゴールを脅かす。しかし、チャンスで決め切れないと試合は一変してしまう。

 浦和は攻め込まれた直後に落ち着いてボールをつなぐと、敵陣中央で関根貴大がディフェンスライン裏にパスを通す。これに反応したレオナルドがきっちりと左足でシュートを決めて52分に先制する。

 これで余裕の生まれた浦和は、アディショナルタイムにも攻め込まれた直後のカウンターからエヴェルトンが得点を挙げ、2-0で勝利を収めた。
 
 決定力の差と言えばそれまでだが、この日のヒーローとなったレオナルドは、「チャンスが来れば僕たちは必ず得点することができると信じていました」とその自信を覗かせる。

「僕も得点王を取った経験もありますし、興梠慎三も毎年2ケタゴール。杉本健勇もゴールを奪うクオリティを持っている選手ですから、落ち着いてこの試合に入れました」とここ2試合無得点だったものの、気負いはなかったという。

「僕の仕事は点を取ることです。ここ数試合は点を取れていなかったですけど、点を取るためには冷静に、落ち着いてということをいつも心掛けています。関根からボールが来た時は、GKと対峙して良いゴールを決めることができたと思います。勝つことができてうれしいです」とゴールに必要なことは冷静さと落ち着きだと語る。

 苦しい時間帯でも一瞬の隙を見逃さず常にゴールを狙う生粋のストライカー。一昨年のJ3鳥取、昨年のJ2新潟と異なるカテゴリーで、2年連続で得点王を獲得してきた実績に基づく自信だけでなく、ゴール前での冷静さで今後のゴールラッシュも予感させる。

「僕は夏場の方が得点を取っている」とこれからの季節で更なる活躍に自信をみなぎらせていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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