「未来を嘱望される選手だ」ブンデス挑戦の遠藤渓太にドイツ紙が期待! クラブ関係者が望むことは?

2020年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「素晴らしい能力を兼ね備えた選手だ」

移籍が決定した遠藤にウニオン・ベルリンの地元メディアも期待を寄せた。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 また一人、若きサムライがヨーロッパへの挑戦を決めた。

 現地時間7月25日、ブンデスリーガのウニオン・ベルリンは、横浜F・マリノスの日本代表MFの遠藤渓太を獲得したことを発表した。契約内容は2021年6月30日までの期限付き移籍で、買い取りオプションが付いている。

 現在22歳の遠藤は、2016年に横浜のアカデミーからトップチームに昇格すると、持ち前のスピードを利した切れ味鋭いドリブルと強烈なシュートで1年目から活躍。2018年には、ルヴァンカップでニューヒーロー賞に選出されたヤングスターだ。

 横浜の公式サイトで、「自分の人生の半分以上をF・マリノスで過ごし、たくさんの事を教わりました。僕ができる恩返しはドイツで結果を残して活躍する事だけだと思っています」と意気込んだ若武者に対して、早くも現地での期待感が高まっている。

 地元紙『Berliner Kurier』は、「鋼の新人がウニオンへ」と遠藤への期待を寄せた。

「175センチの攻撃的ウイングは、左ウイングが主なポジションだが、右でも機能する。そしてエンドウは日本代表の未来を嘱望された選手でもある。2019年12月には、サムライブルーの一員として東アジア選手権で2試合を戦った」
 

 またウニオン・ベルリンのオリバー・ルーナートMGは、クラブの公式サイトで、「私たちは長い間、ケイタ・エンドウを見続けてきた」と丹念なスカウトを行なっていたことを明かし、遠藤への期待を口にした。

「彼が移籍を決断してくれたことを嬉しく思う。ケイタはスピードとテクニックで我々を助けてくれる。素晴らしい能力を兼ね備えた興味深い選手なんだ。とにかく今は彼を出来るだけ早くチームとドイツに馴染ませて、ブンデスリーガで潜在能力を最大限に発揮できるようにサポートしたい」

 奥山譲(05-06シーズン)と内田篤人(17-18シーズン)に続き、クラブ史上3人目の日本人となった遠藤。東京五輪出場を目指す俊英は、ドイツでいかなるパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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