「大成功の補強になる」S・ラモスにそっくりの逸材!? 中井卓大の同僚DFがマンUへ移籍!

2020年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マルセロにも負けない技術力の持ち主」

中井(前列左)と共に昨春に来日したA・フェルナンデス(後列中央)は、イングランドへの挑戦を決めたようだ。 (C) SOCCER DIGEST

 久保建英など数多くの逸材を有しているレアル・マドリーから、マンチェスター・ユナイテッドが将来有望な逸材を引き抜いたようだ。

 現地時間7月24日、英紙『The Sun』をはじめとする複数メディアは、ユナイテッドがマドリーのフニベールCに在籍していたスペイン人DFアルバロ・フェルナンデスを獲得したことを報じた。

 現在17歳のA・フェルナンデスは、日本でもプレーした経験がある。昨春に湘南で開催された「キリンカップ2019」で、マドリーの一員として来日。"ピピ"こと中井卓大と共に日本のチームと対戦したのだ。

 若き日のセルヒオ・ラモスのような長髪がトレードマークのA・フェルナンデスは、マドリーの大先輩であるマルセロを彷彿させる技巧派の左サイドバックで、長年に渡って他クラブのスカウトたちから注目されていたようだ。ユナイテッドへの移籍を報じたスペイン紙『AS』は、次のように紹介している。

「2003年に生まれたアルバロ・フェルナンデスは何年もかけてアナリストたちが気に掛けてきた存在だ。手塩にかけて育ててきたマドリーも近未来にトップチームのレギュラーになれる青年をとどめようと試みたが、彼はプレミアリーグへの冒険を決意した」
 
 ユナイテッドが4年契約で引き抜いたという原石に英メディアも興味津々だ。あらゆるスポーツに関する情報を発信している『talk SPORT』は、「オレ・グンナー・スールシャール(監督)もアルバロ・フェルナンデスの可能性に興奮しているようだ」と伝えている。

「彼はボールを扱う技術に長けたDFだ。マドリーの公式サイトも『マルセロにも負けないレベルの技術力を持とうとしている守備者だ』と紹介している。だが、1対1でのプレーに課題があるようだ。

 アルバロ・フェルナンデスは当面の間は、ユナイテッドのユースでプレーすることになるだろうが、スールシャールが左サイドバックの現有戦力に物足りなさを感じれば、トップチームに前進するだろう。マルセロのレベルに達すれば、大成功の補強になる」

 日本でもきらりと光る才能を見せつけたスペインの原石は、フットボールの母国で大成できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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