「2年も契約がある」ベイルは完全に不良債権化!? 代理人がマドリー残留を明言「世界最高の選手がローンなんて…」

2020年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

再開後は完全に浮いた存在に

ほぼ構想外のような扱いとなっているベイル。代理人は「世界最高の選手」と強気だが……。 (C) Getty Images

 現地時間7月19日に今シーズンのラ・リーガは最終節を迎えた。

 3シーズンぶりに宿敵バルセロナからリーグタイトルを奪還したレアル・マドリーにあって、完全に蚊帳の外に置かれたのが、ウェールズ代表FWのガレス・ベイルだ。

 リーグ再開後にジネディーヌ・ジダン監督に与えられた出場機会は、わずか2試合(計100分)のみ。最終節のレガネス戦では、指揮官の判断でメンバー外となった(一部メディアでは、選手側の申し出とも言われるが……)。

 ここ最近は、試合中にスタンドで居眠りするような仕草を見せるなど、完全に浮いた存在となっているだけに、今夏の移籍市場での去就が注目されている。

 そうしたなかで、動向の鍵を握る人物が口を開いた。ベイルの代理人を務めているジョナサン・バーネット氏だ。

 英公共放送『BBC』によれば、同氏は、「ガレスがマドリーを去ることはない」と退団する意思がないことを強調した。

「ガレスには2年も契約が残っている。彼はマドリーでの生活を好んでいて、どこにもいかないよ。今もチームメイトの誰よりも優れているし、彼が去ることはマドリーにとっても大きな損失だ。どうなるかは、全てジダン次第だ」
 
 さらに「世界最高の選手がレンタルで出ていくことはない」と話し、出番を求めて移籍先を模索するつもりがないことを示したバーネット氏は、「ジダンは大成功を収めているし、憎しみはない」としつつも、次のように皮肉っている。

「ガレスは毎日のようにトレーニングをしているし、良い状態になっている。だけど、監督は起用するつもりがないようだ」

 現在31歳のベイルは、チーム最高給の週給60万ポンド(8100万円)を受け取っており、このような状態で契約満了となる22年6月まで居座り続けることになれば、マドリーにとってはまさに不良債権だ。

 ジダンをはじめとするマドリー首脳部は、今夏中の売却を模索しているようだが、はたして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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