「そんなわけがない」チェルシーのランパード監督がマンCの“処分回避” に言及!「心配しているのは…」

2020年07月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

チェルシーは残り3試合

来季のCL出場権獲得に自信を見せたランパード。 (C)Getty Images

 昨日、UEFAからの処分が覆され、マンチェスター・シティは来季のチャンピオンズ・リーグ(CL)に出場できることが発表された。

 ファイナンシャルフェアプレー(FFP)違反でUEFAから2年間の主催大会出場禁止を言い渡されていたシティ。だが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は7月13日、捜査に非協力的だっただけで参加禁止は「不適切」と、UEFAの裁定を覆すことを発表した。

 これにより、プレミアリーグ残り3試合で5位に勝点13ポイント差の2位シティは、来季も欧州最高峰の舞台に立つことができるようになった。その一方で、優勝したリバプール、そしてシティに続く、残りふたつの出場チームに注目が集まっている。

 勝点60の3位チェルシー、1ポイント差の4位レスターと5位マンチェスター・ユナイテッド、5ポイント差の6位ウォルバーハンプトンらは、シティの処分撤回により、4位以内を争うことになる。残り3試合のバトルは、精神的にも大きなプレッシャーがかかるだろう。

 だが、米スポーツチャンネル『ESPN』によると、チェルシーのフランク・ランパード監督は「自分たちは3位なんだ。(CL出場権は)手中にある」と強調した。

「選手たちに『もう1枠あるからもう少しリラックスできるかな?』などとは思ってほしくなかった。そんなわけがない。(シティの処分撤回で)どの順位を競わなければいけないかが、明確になった」

 ランパードは「(シティの件は)何も詳細を知らなかった。みんなと同じで今朝結果を聞いただけだ。われわれは残りの数試合に勝ちたいと思っており、それからCL出場権がどうなるかを見よう。もう1枠あるかもしれないなんて期待は持っていなかった」と続けている。

「わたしが心配するのは自分たちのことだ。これから十分な勝利を収めれば、われわれはCLに出場できる。シーズンの肝の段階にきているんだ。われわれは自分たちの能力を知っている。なぜ3位なのか、その理由を今季あちこちで示してきたからね。今は、仕事を終えなければならない」

 ノーリッジ、リバプール、ウォルバーハンプトンとの残り3試合で、チェルシーがCLへの切符を保てるのか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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