ガンバが89分に勝ち越し弾を奪い、2-1で勝利! 清水は泥沼のリーグ4連敗…

2020年07月12日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

89分に渡邉の勝ち越し弾が生まれる

先制点を挙げたG大阪の小野瀬(8番)。果敢な攻め攻め上がりと正確なシュートが光った。写真:徳原隆元

 7月12日にJ1リーグの第4節・清水エスパルス対ガンバ大阪が行なわれた。試合は2-1でアウェーのG大阪が勝利した。

 序盤に攻め込んだのはホームの清水。鈴木唯人が左サイドの深い位置から鋭いクロスを上げれば、中村慶太のスルーパスに反応した岡崎慎が右サイドからシュート性のクロスを送る。他にもカルリーニョス・ジュニオの惜しいFKなど何度もG大阪ゴールに迫った。

 一方のG大阪も細かなパスワークから清水ゴールを襲う。21分にはアデミウソンがペナルティエリア外から狙いすましたシュートを放つも、GKのファインセーブに遭う。

 一進一退の攻防が続くなか、40分に試合が動く。左サイドを抜け出した藤春廣輝がペナルティエリア内で待ち構えていたアデミウソンへパス。アデミウソンはワンタッチでボールを落とすと、走り込んでいた小野瀬康介が右足でシュート。低い弾道のボールがゴールネットを揺らし、G大阪が先制する。

 アウェー・G大阪の1点リードで試合を折り返す。
 
 1点を追いかける清水は鈴木やC・ジュニオを中心に得点を狙うが、相手GKの好守もあり、なかなか同点に追いつけない。62分には今季初出場となるエウシーニョとティーラシン・デーンダーを投入し、さらに攻勢を強める。

 同点に追いついたのは84分。ゴール左でFKを獲得すると、キッカーの後藤優介はボールを放り込まずに近くの中村慶太へパス。中村は左足でクロスを上げると、ファーサイドで待っていた立田悠悟が頭で合わせ、ボールはゴールネットを揺らした。

 しかし同点に追いつかれたG大阪も勝ち越し弾を狙う。すると89分、途中出場の渡邉千真がゴール左でパスを受けると、ドリブルで切り込み、中央から右足を振り抜く。ボールがゴールに吸い込まれ、これが勝ち越し弾となった。

 試合はこのまま終了。清水は1-2で敗れ、リーグ戦は4連敗。ルヴァンカップを含めると公式戦5連敗となった。

 G大阪は開幕戦以来の白星で今季2勝目。勝点を7とした。

 次節は18日の土曜日。清水はアウェーで神戸と、G大阪はホームで大分と戦う。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事