【CLプレビュー】バーゼル 対 ポルト|どう仕掛け、どう封じるか――焦点はバーゼルのカウンター

2015年02月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ポルトはリスク管理を怠らないこと。

予想フォーメーション

バーゼル 対 ポルト
2月18日(日本時間2月19日4:45)@ザンクト・ヤコブ・パルク
(第2レグ|3月10日@ドラゴン)
 
[過去の対戦成績]
初対戦
 
≪バーゼル 勝利への戦術的ポイント≫
 
 ポルトは小気味いいパスワークと高い個人技を武器とする好チーム。なかでも警戒すべきは、高い技術と突破力を備えたブライミと抜群の決定力を誇るマルティネスだ。ともに少しでもスペースを与えると、簡単に危険な場面を生み出す。
 
 バーゼルとしてはまずはしっかりと守備ブロックを築き、適切なタイミングでプレスを仕掛けられる状況を作り出したい。
 
 攻撃面でのポイントは、得意とする右サイドからの崩しだけでなく、左サイドも有効に活用できるか。鍵を握りそうなのが、今冬に加入した新戦力のトラオーレ。この攻撃的SBがメカニズムの中で効果的に機能すれば、左からの崩しの質は高まる。
 
[出場停止]DFシェア
[怪我人]DFイワノフ(欠場見込み)
 
≪ポルト 勝利への戦術的ポイント≫
 
 おそらく主導権を握って試合を進めることになるだろう。ただ、カウンターを得意とするバーゼルに対しては、ひとつのミスが命取りになりかねない。不用意なボールロストを避けるよう、ビルドアップの段階からパス回しには細心の注意が必要だ。
 
 守備面では、最終ラインを比較的高めに設定しているものの、CBのマルティンス・インディとマイコンはさほどスピードがあるわけではない。背後を取られないよう、バーゼルの最終ラインから供給されるロングボールは十分にケアしたい。
 
 以上に留意し、速攻に対するリスク管理を怠らなければ、ポルトの優位は覆らないはずだ。
 
[出場停止]なし
[怪我人]FWアドリアン(欠場見込み)
 
(ワールドサッカーダイジェスト2015.2.19号より一部修正・加筆)
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