「新しい挑戦がしたいと…」チアゴ、バイエルン退団の可能性が急浮上! 電撃補強にリバプールが動く!?

2020年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペップが見出した天才MF

バイエルンでメジャータイトル獲得に貢献してきたチアゴは、今夏に新天地を目指すのかもしれない。 (C) Getty Images

 破竹の勢いで勝利を積み重ね、史上最速でプレミアリーグ制覇を成し遂げたリバプール。ライバルからのマークがより厳しくなる来シーズンに向けて、水面下で強化を進めているようだ。

 現地時間7月3日、専門誌『Bild』をはじめとする複数のドイツ・メディアは、ブンデスリーガ王者のバイエルンに所属するチアゴ・アルカンタラにリバプールが触手を伸ばしていると報じた。

 2009年に当時のジョゼップ・グアルディオラ監督に見出され、下部組織時代から在籍したバルセロナでプロキャリアをスタートさせたチアゴは、その恩師に乞われる形で13年の夏にバイエルンに入団。度重なる故障に苦しみながらも、ピッチに立てば洗練された技術で違いを作り出し、7度のブンデスリーガ制覇に貢献した。

 バイエルンとは21年6月までの契約を結んでいるチアゴだが、『Bild』によれば、今年4月に29歳となり、今が自らのキャリアでトップクラブで新たな挑戦をするラストチャンスだと感じているようだ。

 そんなスペイン代表MFの獲得に乗り出そうとしているのがリバプールだ。現時点で具体的な動きはないとされているものの、ユルゲン・クロップ監督がチアゴを高く評価しており、上層部も今夏の移籍市場における重要なターゲットに据えているという。
 
 バイエルン側もチアゴとの話し合いを進めている。『Bild』の取材に応じた、カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、次のようにコメントした。

「チアゴはピッチ内外で律儀な男だ。だから、我々も彼と真剣に交渉して、その希望を満たそうとした。しかし、彼はキャリアの終わりに向けて、何か新たなチャレンジがしたいと思っているみたいだ。ただ、リバプールとは一切何もしていない。間違いない。もしも、彼がそれを望んでいるようであれば、我々はそれに対処しなければいけない」

 リバプールとの接触を否定したルンメニゲCEOだが、一方で「来シーズンに選手をタダで手放すつもりはない。それははっきりと言い切れる」とも断言。今夏の売却に含みを残した。

 創造性溢れるプレーで魅了する司令塔は、リバプールの中盤にはいないタイプだけに、手中にできればプレミアリーグ連覇に向けた重要な補強になるのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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