「注目していた男が決めた」岡崎慎司がスペイン1年目で二桁得点達成! 地元メディアとファンが大絶賛

2020年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

加入1年目で大台に乗せる

昇格を目指すウエスカに貴重なゴールと3ポイントをもたらしたのは、岡崎慎司だった。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 スペインで戦いを続けるサムライ戦士から"大台"に乗せた

 現地時間7月2日、ラ・リーガ2部の第37節が行なわれ、3位ウエスカはホームで14位のラス・パルマスと対戦して1-0で勝利を収めた。 

 この試合で大仕事をやってのけたのが、ウエスカの岡崎慎司だ。香川真司の所属するサラゴサと対戦した前節に続いて2トップの一角で先発起用されたベテランFWは、この日も再三に渡ってチャンスに絡み、相手DFの脅威となる。

 タイトなスケジュールによる疲労を感じさせない溌溂としたプレーを披露し、そして前半終了間際に最大の見せ場を迎える。アディショナルタイム1分、左サイドでボールを持ったフェレイロの絶妙なクロスを、エリア中央でフリーとなった岡崎が強烈なヘッドを叩き込んだ。
 
 35節のカディス戦以来となるゴールを決めた岡崎は、これが今季10点目。スペイン挑戦1年目で二桁得点の大台に乗せた。

"らしい"ヘディング弾を決めた後も、前線からのフォアチェックなどで献身的に働き続けてチームを勝利に導いたサムライ戦士には、地元メディアやファンも賛辞を贈る。

 全国紙『Marca』が、速報で「よくやった! シンジ・オカザキが至近距離から強烈なヘッドを決めた」と綴れば、『AS』紙も、「我々が注目していた彼が決めた。シンジ・オカザキが決めたのだ。小さなエリアで完全にフリーとなってねじ込んだ」と絶賛した。

 もちろん、ウエスカのサポーターも興奮を隠せない。値千金のゴールを伝えたクラブの公式SNSには、「やったぞ」、「何度も外してたけど、ミスを帳消しにした」、「フェレイロのクロスとバッチリ合った」といった称賛の声が集まった。

 暫定ながらサラゴサを抜いて、自動昇格圏内2位に浮上したウエスカ。ここ3戦で2発と中断明けもキレを失っていない岡崎のパフォーマンスからは今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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